モーニング娘。を柱に様々なユニットやグループが結成され、Hello!Projectが誕生したのは、もう10年以上前の話である。その長きに渡る歴史の中で生み出された名曲や作品、時代を彩ったメンバー、起こった出来事の全てが含蓄な地層のように積み重なり、築かれた歴史。その歴史の上にモーニング娘。、Berryz工房、℃-ute、真野恵里菜、スマイレージが新たなページを刻み続けている現在のHello!Project。それらの時間軸が、一本の太い線として繋がり、現在のHello!Projectと、その背景に見え隠れする歴史の重みを感じさせる構成力とセット・リストが本作「歓迎新鮮まつり」の心臓部となっている。
2つのテーマに題された今回の正月公演であるが、本作は「Bっくりライブ」を収録したDVDで、メンバー総出演の「ライバル」で幕を開ける。挨拶MCを挟み、各グループが新曲を歌うブロックは「Aがなライブ」と同様だが、モーニング娘。の「I'm Lucky Girl」は「Bっくりライブ」のみだ。続くトーク・コーナーでは、モーニング娘。の9期メンバーに選ばれた4人のお披露目が行われ、初々しいフレッシュな空気が運び込まれる。そして次は公演毎に曲が入れ替わるスペシャルなブロックで、「Yeah!めっちゃホリディ」「赤い日記帳」「初めて唇を重ねた夜」「トウモロコシと空と風」「100回のKISS」といった世代や時代の入れ替わりに従い、取り上げられる機会の少なくなった楽曲群を並べ、現在のHello!Projectを彩るメンバーがそれぞれの解釈で歌い上げて行く。考えてみれば、これらの楽曲のオリジナルを歌っていた時代のメンバーと、このコンサートで歌っている現在のメンバーは同じぐらいの年齢である。世代交代は行われているが、伝統を受け継ぎ、積み重ねられた歴史の延長線上に現在のHello!Projectが存在する。その事実を実感する瞬間であり、10年後にはまたこうして真野恵里菜やスマイレージの曲を、未来のメンバーが歌っているのかも知れない。コンサート終盤の曲も「Aがなライブ」とは全て異なり、これらの楽曲が聴けるのは本作のみで、メンバー総出演「Come Together」「直感2~逃した魚は大きいぞ!~」で幕を閉じた。
2010年夏ツアー「ファンコラ!」は、ファンからのリクエストを基に公演毎に違ったセットリストでコンサートが行われるという、前代未聞のスケールで実行され大成功に終わった。そして、またしても公演毎に曲が大幅に入れ替わるツアーを行ったが、それでも「ファンコラ!」で歌われなかった曲、つまり重複しない曲が多い点に注目したい。正に掘れば掘るだけ曲が出る・・・そんな感じである。念密な段取りと構成で構築され進行して行くコンサートのスタイルは変わらず、セット・リストが半分以上入れ替えているのだから、現行メンバーのケタ違いの器用さと力量には驚かされるばかりだ。同時発売のDVD「Aがなライブ」も合わせてご覧いただければ、その力量が更に具体的なものとしてお判りいただけるはず。
大人びた表情のあややが堪能できます。素敵な曲ですが、ちょっぴり切なく 歌い上げる大人の表情のあややが発見できます。必見です。
ようやく痒い所に手が届いたような、でも微妙な感じでのリリース。 ただ「the best selection of first moritaka 1987-1993」の収録曲と若干被るのが残念無念。 でも、足りないくらいがちょうどいいのかな。 決して満足はしてませんが、発売してくれただけ感謝っ!!!
森高さんがうたっていたときも好きだった曲ですが、あややが歌ってもちょっと違った感じで良かったです。
このベスト盤が売れに売れて、またご本人も一旦、休養に入った95年。復帰後にはそれまでの勢いは無くなった(ただしいい曲多し)彼女の、中期ベスト盤。「渡良瀬橋」や「雨」など解りやすいベスト編集となっており、この後の『ハーベストタイム』、『Mix Age』、『MY FAVORITES』のような変わったセレクション・ベストとは異なる、一般ユーザー向けベスト。で、これは良いとして、「休みの午後」以降の15枚のシングル曲を網羅したベストが未だに無い。 「海まで5分」や「電話」のシングル・バージョンや「まひるの星」なんかは8cmシングルで探すしかない不十分さ。これはどうなんでしょう?
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