前作のテイストを残しつつ、重厚さを増したサントラ。
カーチェイスのシーンで流れる「Bim Bam Smash」の派手さも去ることながら、
サスペンス部分の曲も徐々に盛り上げていく形をとり、退屈なものには仕上がっていない。
サスペンスアクションのサントラとしては文句なしです。
Mobyの「Extreme Ways」が収録されているのも大きい。
2作目でこれなのだからアルティメイタムはどうなるんだろう。
今から楽しみで仕方ない。
最近お決まりのツインパック。 ボーン・スプレマシーに前作、ボーン・アイデンティティーのセット。 両方バラで買うよりはお買い得なので前作も観てない人にはお勧め。 ストーリーは好き嫌いがはっきり分かれそうな内容。 アクション物としてはそれなりの出来だと思うので星3つ。
モスクワの凍てつく雪の道を一人の少女が鼻を赤くしながら歩いている。 年のころは17、8歳くらいだろうか、少女はアパートに入り、灯りのない階段を抜ける。 壁にはロシア語で何かいたずら書きがあり、決して高級なアパートではない。 少女が部屋に入ると、奥の部屋に見知らぬ男が右手に銃を持ち、左手から血を流し、窓越しに腰かけている。 傷つけるつもりはないという。単なる強盗ではないようだ。 憔悴しきった表情の男は、両親を幼いころになくした少女のこれからの人生が一変してしまうような驚きの事実を静かに語り始めた。
前作の成功を受け、その2年後に作られた続編は、ダグ・リーマンが製作総指揮として名を残したが実質的にはプロジェクトを去り、新たにポール・グリーングラスが監督として雇われた。
グリーングラスの代名詞とも言える手持ちカメラの多用とせわしなく細かいカット割りを入れるスタイルはここでも如何なく発揮されていて、特にマット・デイモンとマートン・チョーカシュの殺人マシーン同士の凄まじい肉弾戦の殺し合いのアクションに顕著に現れている。
ヨーロッパの、そしてベルリンからモスクワへの沈鬱を背景に、絶望と希望、裏切りと忠誠、過去と現在、そして組織と個人と暴力が激しくぶつかり、最後の後悔と告白につながる。グリーングラスのこの続編も決して悪くはない。
マッドデイモンの初の本格アクション…と聞いて少し心配だった私ですが…
撮影と演出も手伝って、まさに新時代のカッコいいアクション映画☆
ボーンシリーズ一作目の監督は、ダグ・リーマン(『Mr&Msスミス』『ジャンパー』)なので、この後のシリーズでお馴染みの「手ブレ」演出はまだ控えめで、スタイリッシュで上出来なアクション映画に仕上がってます。
個人的には二作目・三作目のポール・グリーングラス監督の映像酔いしてしまいそうな手持ちカメラの演出が好きですが、友達の中では賛否両論あったりもするので…笑
二作目・三作目を見てから見直しても、また違った面白さがあるので、一度見た事がある人も、是非もう一度!
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