藤子A・F不二雄の、漫画家としての生活をマンガで語る作品。それがこの「まんが道」であり、この巻がその11巻です。 この巻では藤子不二雄が尊敬してやまない、手塚治虫の話が出て来ます。しかも今回は「手塚治虫の仕事がピンチになったのでそれを手伝いに行く」というものです。 「手塚治虫の仕事を手伝う」! なんと羨ましいことでしょう。 しかし、それはいいことばかりではありませんでした。普段2人でする仕事を1人でしなければならないわけですから。当然、自分の仕事は・・・。 というのが主なあらすじです。 この本を手塚治虫がいかに素晴らしかったのか分かります。ぜひおすすめです。
エルメス製品をつきあい始めたので、少し精神面を理解しようとして買った。
マンガだから読みやすくていいのだが、あまりにも表面的なプロパガンダの味が強すぎて、ちょっと食傷気味になる。ストーリーは、細部を端折った感じなので、実際醍醐味を感じるまではいかなかった。歴史であれば、もっと細部まで、失敗談やレパートリー・事業全体の発展まで描くべきだし、ケリーやバーキン等の誕生秘話等まで織り込み、ブランドの精神面にまで迫ってほしかった。薄っぺら過ぎて、なんだかきたいはずれもいいところだ。是非この5倍位の量で、再制作してほしい。
これが社員教育に使われているようなのだが、本当であれば笑止千万である。
2009年に新録音された、陸上自衛隊中央音楽隊演奏による行進曲集。 指揮は隊長、武田晃1等陸佐。 まず選曲面では合格。 フォンティクは2000年にも行進曲集(もちろん、陸上自衛隊中央音楽隊演奏)をだしており、そちらはスタンダードな曲ばかりを集めたCDだったが、このCDは適度にマイナーな曲も収録されており、また軍楽から映画音楽まで幅広く収録している。 ただ、前作と曲の重複もある事や、せっかく中音が演奏しているのだから、『大空』(須摩洋朔作曲)も収録して欲しかった! 演奏だが、ほとんどの曲がテンポが比較的速く演奏されており、軽快な印象を受ける。 シンフォニック系(オリンピック・マーチ等)の曲の仕上がりの良さは流石、一流バンドならでは。 しかし、ドイツ・マーチや軍楽系の作品は微妙な仕上がりの曲もあり、特にチェルネツキー作曲『戦車兵たちの行進曲』は大変テンポが速く、イマイチ。 この曲はロシアの軍楽隊のゆっくりしたテンポで初めて聴いたと言う人もいると思うし、私もそうなので、このコンサート・マーチのようなテンポは速すぎる。 ちなみに使用譜は昔から出版されている楽譜やオリジナル譜もあるが、ほとんどは近年演奏会向きに編曲された譜面を使用している。 中にはオリジナルにも匹敵する編曲もあるが、曲の魅力を壊している楽譜も多いと思う。 CDはSACD/CD仕様であり、私はCD層でしか聴いてないが、低音部が少し不鮮明であり、もう少し良く録音されていたらと思う。 音質は綺麗だが。 選曲の事もあって、初めてのチョイスにはおすすめ出来ないが、何枚か行進曲CDを聴いて来た人向きのCDと言えるだろう。
素晴らしい曲ばかり厳選されていてよかったと思います。
ただし、他のアルバムとかぶっているものが多くみられるのが 星4つにした理由です。
不破哲三さんと七加子さんご夫妻が19歳と20歳の出会いから、80歳になっても愛し合い、互いに支えあって生きてこられたことが率直に書かれています。長い人生を通じて七加子さんの飾らない誠実な生き方にもこころうたれました。もちろん不破哲三さんにも。ついつい何度も読み返してしまいました。同じ日本人であることが誇りに思えるようなとても良い本に出会えたと思いました。
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