この作品は、原作のストーリーをうまく肉付けしていて、とても良い出来になっていると思います。例えば第2話において、原作では数ページしか描かれていない同人誌製作の時の笹原と久我山のやりとりがあるのだが、原作で描かれていなかった部分をイメージを崩さずに上手に描いています。それも結構リアルに描かれていて、久我山の同人誌製作からの逃げをうまく付け加えています(就活を言い訳にしたり、久我山が笹原に居留守しているシーンで、電気のメーターが回っていたり等)。あと同人誌完成のために皆でかんづめ状態になっている場面で自分のすぐ横で寝ている荻上に対しての笹原のリアクションは、笹原の抱いている荻上への気持ちを繊細に描いていた。この作品は原作をうまく取り込み、それにアニメならではのエッセンスを加えて見事な出来に仕上げています。どちらかというと実写のドラマを意識したような作りにも見受けられ、もろアニメっぽい画なのに、常に実写の雰囲気が漂っているのはそれが理由の一つなのかもしれない。ストーリーの持っていき方も挿入歌を入れるタイミングも実写ドラマに近い。現実味溢れるオタク的青春群像劇をうまく表現している良好な作品だと思われます。
下がったときは1万円まで下がりさて買うかなと思って次の月見たら1万2千改めて今回見たら1万5千当初は2万でしたが原作の作者が作品に行き詰まったのもありげんしけん二代目を執筆した影響でしょう1期DVDBOXは下がりましたが2期DVDBOXの値引きが遅く おそらく急いで買わなくても原作が終われば自然と価格も値崩れするでしょう そういうこともあるので安くて1万よくて1万2千くらいになったら買い時だと思います
前作「四年生」の続編となっている今作(四年生まだ読めていないけど)
リアル。さんざん言われてますが、木尾士目先生の作品全てに当てはまる言葉。
この作品も台詞、空気、間、だらだらの恋愛模様。リアルといえるのでしょう。
精神的に餓鬼じゃなければ楽しめる作品です。
少年誌好きからは「同じようなコマばかりでつまらない」という返答が返ってくるでしょう。
この一巻のあとがきマンガで作者は主役二人の今後のドロッドロを予感させるコメントをしています。
一巻ではその辺りはまだまだ序の口(というか全くない?)。ホントに怖いのは二巻からです。
わかりやすそうなところでいうと「NANA」辺りのドロドロでダウン、もしくはパスしてしまうような人に「五年生」はお勧めしません。
死ねますよ。高確率で。
そんな人は無理せずに「げんしけん」にしときましょう。ね?
今まで書店で見かけてはいたのですが、もう何人か知っている漫画家さんが描いていたらなぁ・・と見送っていたのですが、今回初めて購入しました。
結論から書きます。期待以上でした。
仙石先生の作品は2本で、4コマの連続したかたちのものとそうでないもの。後者は私の好きな「姉と弟」もの。連作で続きが楽しみです。次号も購入します。
お話としては、夫の設定や元美術部員たちとの関係がギャルゲーのようで非現実的さが不思議で面白かったです。キャラデザも夢ちゃんや赤ちゃんのブサイクさも含めて可愛らしく、萌えっぽく表現された箇所もあり、いろいろ試してみた感じのする作品でした。 そして、やっちゃいけない失敗が初手からてんこ盛りで、あああそりゃ煮詰まるわ当たり前だよ…と思いました。 キャラクターは、その設定と若さゆえに無知であり、妊娠前もおよそ育児出産に向かない理由で妊娠をし、妊婦は夫の死を含めて妊娠中もきちんとケアされておらず(遺産さえあれば良いというものでもないです。せめてそのお金でベビーシッターを呼んで寝た方がいい)、出産についても病院のやりように従って、その後もラクさの真逆を行ったようです。人間は仰向けに子供産むようには体が出来てないんで、会陰切開だの抗生物質だのがいるようになってしまう。こっそり便所で産み落とすような人達に、その後便所で倒れている例がほとんど無いのは、その「姿勢の方が体に負担がないから」だそうです。 他にもラクに産みたかったらホメオパシーの書籍を読んでレメディを飲用し(出来れば妊娠前から)、出産は座産で行って会陰切開はせずおれば、回復は早いです。(実際私などは、第二子出産時はホメオパシーのレメディしか使ってませんが、産んだ次の日には病室の拭き掃除をしていました。そのくらい違います) あそこまで回復が遅れて、夫もおらず若い身空で初産、しかも粗相に神経質となれば、ノイローゼにもなります。 少々みっともなくても助けを申し出てくれる他人の手を借りまくって睡眠を取れるだけとって、気持ちもあらかじめ明るく図太く打たれ強くなっておく方が、子供にあそこまで辛く当たらずにすむのになーと思いました。…赤ちゃんの耳には、あの暴言(というか母親のその時の心境や無意識の振る舞いなど)は、やっぱ残るものだし。人は快復力の強い生き物ではありますが、ああも無用に煮詰まるのもどうかと。適当で良いところにこだわって、しわ寄せがしちゃいけないことにモロに行ってますね。 そういう意味では「これは育児でやっちゃダメ(全てにおいて他の方法を探しましょう)」のオンパレードとして、大変参考になると思います。
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