一言、本編時間について言っておきます。
本来は115分の作品ですが、PALからの変換の為国内盤は110分となっています。(ちなみにイタリア盤・フランス盤も110分)
たかが5分と思いますが、実際115分の米国盤と見比べたら冒頭でのカプリスキー嬢が歩いているシーンの速度が若干違いますし、
何よりその後の全裸ダンスシーンでは、国内盤で見慣れると米盤での同様のシーンがかなりゆっくりに見えますよ。
それはさておき、全裸でのダンスが2回・鏡での大写し・劇中劇での撮影シーンなど実際カプリスキー嬢がヌードに
なっているシーンをトータルしたら、なんと本編中2割強の23分でした。
ポルノではない一般の映画で、これほどヌードシーンが多い映画も他にないでしょう。
しかも服を着ててもこのカプリスキー嬢、終始ノーブラなのが結構エロいです。
今度ブルーレイで出る時は、オリジナルの115分で特典映像がてんこ盛りのスペシャルエディションを期待したいです。
Vol.1同様、沢田研二の曲が13曲中6曲も有る。「勝手にしやがれ」、「OH!ギャル」、「私生活のない女」、「絹の部屋」、「指」、「ママ・・・」。実際にリリースされたものと違うものもあり、変化する過程がわかる。 楽曲は他に、伊東ゆかりの「都会のリズム」、竹中直人の「謎とき遊び」、内田裕也の「ローリング・オン・ザ・ロード」など。
昔、姉が映画を見終って家に戻ってきて、パンフを見せてもらったら(確かシネマスクエアとうきゅうだったな)、なんと「私生活のない女」だった。そのとき姉は高校生だったろうか…。
僕はテレビで「ダーティーハリー」などを観て、子どもながらにベッドシーン等には慣れていたつもりだったが、さすがに「お姉ちゃんってすごい」と思った。それがトラウマになっているのか、いまだにこの作品は観ていない。
「狂気の愛」や「ポゼション」は映画館で観たのに…。
お店に行くと「今週の人気ベスト10」みたいなランキングを目にします。本書に登場するのはそういったランキングとはちょっと縁がない「企画系」とされる女優さんたちです。
私は女優さんの経歴といったものには無知だったのでなんとなく購入。色々な生いたちが紹介されていますが、なかには衝撃的な半生や私生活も紹介されてあり驚きました。
紹介されている人達のAVに対する考え方が色々である点が印象に残りました。ある人は単純にお金が欲しい、引退したら無かったことにしたい。しかし、別のある人はもっと良い作品に携わりたいし、自分が関わったということを記録に残したい。などなど。
ちなみに紹介されている方々は全員引退されている模様。私もAVにはよくお世話になっているのですが、「お疲れ様」という気持ちと筆者のあとがきにある最後の文章と同じ気持ちになりました。
間違いなく名盤ですが、
実はライブ版「正月歌劇 架空のオペラ」の
方がいいです。
いまのジュリーの「どっからでもかかってこいや〜」
という圧倒的な強い声も最強ですが、
この頃の甘さ+強さがほどよくミックスされた声は、
むかうところ敵なしです。
声の艶と歌のテクが半端ではなく、
ぞくぞく〜〜ーーーときます。
李花幻(ジュリーのペンネーム)の「灰とダイヤモンド」以外は、作曲・編曲すべて大野克夫。
ダークなCO-Coloの演奏にのせて繰り広げられる
「影―ルーマニアンナイト」「砂漠のバレリーナ」は、映画第三の男のイメージです。
ジュリーと大野克夫。
この2人、アルバム以前は「勝手にしやがれ」「憎みきれないろくでなし」「サムライ」、
以降は「キューバな女」「我が窮状」など、相性ばつぐん。
ただしこのアルバムは独特な世界観があるので、
ロックなジュリーが好きな人は、吉田建プロデュースの「単純な永遠」や、
「耒タルベキ素敵」をおすすめします。
しかし、どうしてライブ版がレコードでしかないのか疑問。
ぜひCDで再販してほしいです。
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