一青窈のベストアルバム。
シングルだけではなくアルバムの中から厳選された16曲。
どこか懐かしさを覚える曲と
哀愁漂う詩がマッチして聴いていてとても耳に心地よく
癒される。
一青窈初心者にはもっともお奨めできるアルバムだと思う。
ある日、日本の財政運営に対する信認が失われ、国債の暴落が始まるという設定である。
この本は、近未来の日本の話ですが、巨額の政府債務の信認が失われた場合にどのような事が起こるかを理解するには非常に良い本だと思う。まさに欧州で大問題になっている問題であるが、実際にどのようなメカニズムでどういうところに影響が発生し、どのような対処法があり、その効果が同期待されるのか、というようなことを経済学をちゃんと修めていない人が理解するのは難しいと思います。そういう意味では、このような本が、この時点で出されるのはとても良いことだと思います。国債市場が、一度市場の信認を失うとそれを回復するのはとても難しいことが臨場感をもって理解することができます。
できれば、国債が下落するプロセス(これについては、いろいろな説があり、単純に債務残高が上昇すればすぐにこうなると思っている人ばかりではない)についてはもう少し詳しい描写があれば良いなと思います。
おもしろかった。
屋外で展開する「子供、ほしいね」のようで、
暴走パワーには欠けるものの、
「誰も悪い人がいない」からこそ
話がややこしくなっていくホームコメディである。
本業が役者ではない田中直樹&八木亜希子が
主役という意表をついたキャスティングが以外にもはまっており、
手練の役者たちがきちんと脇を固めているため
通して観ても安心感がある。
三谷幸喜の「傑作」の一つではないかもしれないが
可愛らしい佳品ではある。
若夫婦がマイホームを建てようと若いインテリデザイナーに設計を、実際の建築を頑固古風な親父に頼むということで両者の主張がかみ合わずイザコザとドタバタが生じて…というコメディタッチに描かれと完全に「ラジオの時間」と同じ、笑いの方向性にベクトルを持って行く予定だったと思います。が、しかし、実際は暖かいホームドラマにおさまっていると感じます。田中邦衛さんの父親の娘夫婦をみる目線の優しさが大きく影響しているからだと思います。特に、大切な大工道具を屋根裏に置いて家の安全を願う父親の気持ちにはグッときます。個人的に三谷さんにはドタバタと狭い舞台(たとえばラジオの時間ではスタジオ、有頂天ホテルならホテル内)を縦横に駆け回る滑稽さが持ち味だと思っているので今作ではその長所を発揮できずじまいだったかなと思います。とはいっても、それでストーリーがつまらなくなっているのではなく、家を建てながら、家族同士のキズナをも結びつけたまさにホームドラマそのものに仕上がっています。また、この映画の元ネタは三谷さん自身の体験のようですので、三谷さんご夫婦の仲の良さも感じ取れるのではないでしょうか。有頂天ホテルなどとはちょっと毛色は違いますがお薦めできる一作です。あと音楽も良いのでサントラも聴いてみてください。
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