この映画の本編を見たのは数回なのに、もう私の血肉化しているのはひとえにこのサントラの御陰です。聴くのは車で長距離走る時、ゆっくり風呂につかる時、休日にくつろいでネットサーフィンする時、等々。朝の東京を走る木戸誠、自室にこもって原爆をこつこつ作る木戸誠、人混みの中を歩いていく木戸誠…。映画の忘れられないシーンがそんな時の自分自身と重なり合って、映画の中の世界を何十倍にも体験したような気持ちにしてくれるのです。井上堯之のメロディーも見事に70年代していて、彼がいかに優れたコンポーザーだったかを知らせてくれます。映画の本編は日本映画の傑作という評価が定着しつつありますが、まだまだ一般に認知されておりません。ではその前にこのCDを。そして映画本編のファンもまたこのCDを。『サタデーナイトフィーバー』や『フラッシュダンス』のサントラのように、サントラそれ自身が映画とは別個のきらめきを持っています。そしてあの頃に思春期だった人達に是非持っていてもらいたい一枚です。
レンタルショップで借りたこともありましたが、カバーだったので、やはり当時の再現とまではいかなかった。が、まさに私の青春時代をよみがえらせてくれたのがこのCD!! ただ贅沢を言えば、リメイクして今の音質ならパーフェクトでした。
童謡というと、美声できちんとした歌い方で・・・、というイメージでしたが聴いて驚きました。 これまでの童謡・唱歌のイメージを覆されるような曲ばかり。もちろん皆知っている曲ばかりですが まったく新しい音楽、という感じでした。 和音の響きの奥深さや、おしゃれな感じは童謡は子供のもの、という考えを忘れさせてくれました。圧巻は「月の沙漠」。全編に流れるアルベジオの美しさは素晴らしいです。 BGMで流していても全く邪魔にならない、大人のための童謡という感じです。
現在はプロの活動をやめて小樽の病院でボランティアとして活動するかたわら、その病院でロビーコンサートなるものも行っているという井上堯之さんの記念すべき1stソロアルバム。
76年の発売だからもう33年も前の音楽なのだが、このアルバムには古いとか新しいといった言葉は必要ない、普遍的なものを感じます。
発売から33年(LPからCDに買い換えたが)未だにときおり棚から取り出して、CDプレイヤーのトレイにのせる数少ないCDの一つだ。全9曲捨て曲が一つもない。
TV「傷だらけの天使」の最終回でも使われた名曲「一人」、子供のことを優しい目で見守り、好きなように生きろと諭すような「息子」、沢田研二のことを歌った「Just A Man」、どこか日本人的で物悲しさを感じさせるちょっと異色な「厭世歌」、井上堯之版「イマジン」とも言える大名曲「Dreamer」(実はショーケンこと萩原健一がワンフレーズだけ’I am a dreamer〜’と歌っている所があります!)。泣きのギターをたっぷり堪能できるインスト「グッドバイ・ログ・キャビン」。
是非若い人にも聞いてもらいたい「誠実な日本のロックの名盤」です。
おおむかしにみた映画。
最近DVDを購入して気がついたのですが、挿入歌が格好いい!!早速購入。
歌を聴いていたら映画のシーンを思い出します。
今の流行歌もいいですよ・・でも月日が過ぎても熱い気持ちになる歌がある。そんなことを再確認しました。
どれも良い曲だけど、とくにお気に入りは3,6,8,かなぁ・・・うん。最高!!!
|