詰め込み教育というも(より広く言えば、大人が子供を押さえつけること)が多感な時期にいる青年にどのような影響を与えるのか、ということをヘルマン・ヘッセの実体験をもとに小説化された本。
エリート街道を突き進むハンスは、将来の牧師ないしや神学者となることを嘱望され、次席で神学校に入学する。周りからの期待に応えようとして、ひたすらラテン語、ギリシャ語、ヘブライ語、代数などの科目の修得に精を出す。周りの期待がハンスの中で内在化され、勉強だけが、自分を、自己の存在をアイデンティファイするものとなっていく。それと同時に、ハンスは、同年代の友人や遊びと、懸け離れていくことになる。
そんなハンスも神学校でのある友人と出会いによって、徐々に変化していく。そして、神学校を止めて、エリート街道を外れ機械工の道を歩むことになるが。。。
物語は、これといったひねりがない。表現も飾り気がなく簡潔だ。だが、それらがかえって小説のmise en scène と上手く合い、ハンスの心理描写を際立たせていたようにも思う。ヘッセの実体験に基づいているため、表現は簡潔ではあるが、力強さやリアリズムがないというわけではない。
ハンス・ギィベンラートの辿った道跡が、物理的な意味と精神的な意味の両方で、自分の辿ってきた道跡とオーバーラップする部分があった。そのため、自分の実体験や感じたことと重ね合わせて理解することができた。しかし、僕はハンスではないし、ハンスは僕ではない。ハンスがその後どうなるかを知ってみたいが、知る由はない。
我が家には、もうすぐ2歳になる子供(男の子)がいます。 とにかく元気で、遊ぶ事が大好き!乗り物のおもちゃは特に好きで、いつも外出する時には必ず持参するほどです。 そんな子供に、どうしても本を読む楽しさを知って欲しくていくつか手に取ったうちの1冊でした。 たしかに、本としては変わっていて驚きがあったようですが、内容は外国の色々な種類の消防車の写真と名前が載っているだけで、少し物足りなかったようです。 ですが、おもちゃの消防車として他の乗り物と一緒に並べたり走らせたりして遊んでいます。もちろん、外出する時は一緒です。 ですから、子供としておもちゃとして認識しているのかもしれません。 いつか、本を開けて「かっこいい消防車がいっぱい!」っと言ってくれることを願います。
このフロアジャッキを買って,2年以上が経過します.のべ30回はジャッキアップしたと思いますが,先日ついに故障してしまいました. 安価なフロアジャッキですので,入門編として購入するのはありだと思います. しかしながら,突然ジャッキアップできなくなったことが一度(ハンドルの可動部がジャムった),そして油圧部の故障なのか,途中までしかジャッキアップできなくなってしまい,ついにお亡くなりに. ジャッキアップしてウマがけしている最中にジャッキが壊れると,車を下ろすこともできなくなるので注意しましょう.
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