「スピーシーズ~種の起源~」を見て続編を買おうと思った人(私のように)にはお勧めできません。ナターシャ・ヘンストリッジ演じる美しきエイリアンというのがこの映画の柱なのに、彼女の魅力が一切見られません。第1作が受けたのは、恐ろしいエイリアンが美しい人間の女性の形をしていて、男達を手玉に取りながら、性交をして純粋に子孫を残そうとするところであり、100%の悪役に仕立てていなかったためです。しかもその冷たい美しさを演じるナターシャは本当にはまり役でした。 ところが本作は、その彼女をスクリーンにただ登場させているだけ。SFXにこだわろうと思ったのでしょうか。とにかく失敗作だと思います。
リアルタイムでUFOの(1)を聴いたときの衝撃。ノンミュージシャンだからこそ成しえた目から鱗の格好よさ。古今のサンプリング・ミュージックの中の最高峰。 そしてRoni Sizeや4Heroの骨太な存在感は不変。流行と無縁のアティチュードを強く感じる、今も鮮度を保ったトラックの数々。90年代のNew Jazzを代表するレーベルの最良のサンプラー。
いろいろな意味でパワーアップした続編。メインの登場人物も勢揃い。前作などくらべものにならないほどのグロテスクなシーンの連続。今回は男性エイリアンも登場。彼は生殖能力が凄くて、目が覚めたら見知らぬ子供がベットの脇に・・・しかもどんどん子供が増える。この辺はほとんどコメディになってます。前作のことなどお構いなしにひたすら走り続け、エイリアンの雄と雌のラブシーンまである。凄い怪作です。
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