特に就職を控えた学生や、初心や何かを忘れてしまった働く大人の人にお勧めです。
この本には働くことについて書かれています。
・自分の行いによって必ず何かが変わってくること
・仕事に取り組む姿勢(仕事と言うよりも何かに取り組む姿勢ですね。
・人との付き合い方
について書かれていますが、それはいつだって変わらない大事なことです。
ただ何となく生きるということは避けて欲しい。
会社にはいるとそういう人も目につきます。
決意を挫いたり、揺るがせたり、やってやろうという気持ちを削いでくる人もいます。
どことなくだらけた雰囲気のするところもあるでしょう。
しかし、大きな夢を叶えてきた人はそんな中にいてもくじけずに決意を新たにしてきた人たちです。
この本を読むことによって新しい思いが溢れてくると思います。
胸の内にやってやろうという気持ちが溢れてきます。
折れそうな・忘れかけた決意のカンフル剤になる本です。
ぜひ、ふとしたときに手に取り、読んでください。
目のつくところに置いておいた方がいいと思う本です。
「泣いた」「感動した」「元気をもらった」。この欄のレビューをはじめ、ネット上にそんな感想があふれかえっているのを知り、ちょっとばかり眉につばをつけて読みはじめた。
泣かなかった。たしかにジョン・ウッドの行動力はすばらしいし、「考えることに時間をかけず、飛び込んでみること」ということばは胸に染みる。けれども、むしろ印象に残ったのは、とても大胆にみえるウッドの行動がつねに緻密な判断力に支えられている点だった。
ウッドは「ルーム・トゥ・リード」の運営に、マイクロソフトで学んだ原則を応用している。結果を最重視すること、具体的な数字を大事にすること、上司と部下のあいだに「双方向」の忠誠心をつちかうこと。どれもあまりにシンプルだけれど、貫くのはむずかしい。マイクロソフトのナンバー2,スティーブ・バルマーに大きな影響を受けているウッドの戦略は、規模の大小や、利益を求めるかどうかにかかわらず、どんな組織にも重要なように思える。この本は「涙と感動の物語」ではなく、冷静な組織論として読んでも得るものがある。
原題の「マイクロソフトを辞めて世界を変える」を、この日本語タイトルに置き換えた編集の手際が光る。矢羽野薫による翻訳はリズムとスピード感にあふれ、ウッドの挑戦をじつに小気味いいことばでつづっている。世界を飛び回ってプレゼンテーションをしている彼の声が聞こえてきそうだ。
書名の通り、これは著者の11回にも及ぶ転職体験記である。最初はなんとなく覗き見的な興味から読み始めたのだが、面白さに引き込まれて一気に読み通してしまった。読後感はひたすら爽快、である。 ファンドマネージャーであった著者の業界裏面史としても興味深いし、もちろん転職経験者の先達としての実践本としても面白い。私には何より、転職した11社の「社風」(実に日本的なコトバですこと)の違いが面白かった(日本のサラリーマンって、たぶん自分の会社の仕組み・思考法がスタンダードだと信じて老いてゆくのだなあ)。 追記;退社を切り出すのは週末に、とか、ここに書かれた転職アドバイス、意外と役立ちますよ。
本書は、起業を考える人だけでなく、既に起業をしている人、学生、全く起業を考えたことのないサラリーマンや主婦等、幅広い層に気付きを与え、そのモチベーションを高める手助けになりそうな「起業指南書」である。
起業前のきっかけ作りから起業後事業を進めていく段階、そして起業の「次」の道についてまで、プロセス毎に丁寧に、著名なアントレプレナーの著書からの引用や筆者の経験を交えつつ、具体的・実践的なソリューションを提示している。よくある抽象的な「起業論」や一方的な「起業礼賛本」ではない。
私は、十数年間ベンチャーキャピタリストとして起業家を支援し、近く起業家側に立とうと考えている身である。起業家を支援する黒子として相応の貢献をしてきたつもりであるし、一定以上起業に関する知識も持っているはずではあるが、いざ自分が事業を起こそうと考えると不安も大きい。
本書には大きな勇気をもらった。へたりそうになったら、また読み直すことにしよう。
羅針盤が特にカッコいいですよ。 思ってたよりも重くなかったかな。
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