現在、再結成EUROPEでギターに徹してるのが惜しく思えるくらいに、ジョンノーラムは歌が格段に上達しています!! 昔から彼は歌が上手いと評判でしたがこのアルバムではレベルが違います。 PHANTOM BLUEのカヴァー曲"Time To Run"(かつてジョンがグレンヒューズと共に作ったクールな楽曲)が最高にカッコイイ!! 最近のEUROPEは残念なことに捨て曲が多少ありますが、このアルバムには全くもってそんな曲ありません! 全曲スリリング!!ギターソロもギターリフも火を吹きそうです。 歌でも痺れさせてくれます!!
デビュー以来、国内外からの教則ビデオ出演のオファーを「自分はあくまでも表現者であり、先生ではない。教則ビデオ類には一切出ない」と頑なに拒み続けてきた国内最高峰のHR/HMギタリストである高崎晃が、遂に本誌付録のDVDでエクササイズフレーズをこれでもかと披露しています。これはとてつもない快挙です。エクササイズフレーズはラウドネスの新譜のキーとなるリフが主ですが、高崎晃が世界的ギタリストにのぼつめたのは、超絶テクニカルなギターソロだけが支持されていたのではなく、希代のリフメイカーとしての才能が世界に評価されていた事が分かる内容です。高崎晃はもはや超絶ソロ(と言っても、ファンはご存知の通り彼の超絶テクニカルソロは完璧な表現力を伴っており凡百の「テクニカル系ギタリスト」達のソレとは次元が違っている訳ですが。)云々で語られるべきレベルを超越しています。
エクササイズフレーズは基本的に難易度は抑えられていますが、格好良さは折り紙付きです。
初心者でも高崎晃の真髄を満喫出来る、教則DVD第一弾として完璧な内容です。
尚、リフがメインと書きましたが高崎晃の代名詞であるタッピングフレーズもちゃんと収録されています。
これもシンブルなものが主体ですが、表現手段としてのタッピングのポイントを初心者でも身につけられる奥の深い内容です。高崎晃の良心が感じられます。
これをきっかけに高崎晃に興味を持たれた方は、ラウドネスのテクニカル路線最高峰のアルバム「Soldier of Fortune」を聴きましょう。このアルバムを気に入ったイングヴェイ・マルムスティーンが、当時のボーカリストであったマイク・ヴェセーラを自らのバンドに後に加入させ名盤「セブンス・サイン」をリリースしています。
あの作品でのイングヴェイの鬼気迫るプレイは、明らかに「Soldier of Fortune」での高崎晃のスーパープレイに触発されています。
長々と書きましたが、とにかくオススメです!
私は三冊購入しました。
前作は確かに名盤。グレンヒューズもいい仕事したしね。だけどこれも悪くないです。彼に何を求めるかなんだけど、ミディアム〜スローのヘヴィなブルースロックが好きなら前半は最高かも。特に♯2〜4はかっこいい!リフもサビもクールな2、グルーヴィな4、ハンブルパイの渋いカバーの3。
それとケリーキーリング!彼は凄いよ。前述の3はスティーブマリオットのオリジナルを凌駕してる。地声でこれだけ歌えるのは、レイギランやポールショーティノ、人見元基クラス。過小評価されてるね…そしてジョン、ペンタ弾き倒しはもう全盛期のゲイリー以上でしょう。しかし残念ながら以降作品の質は下がって行きます。
まさか今もってジョン・ノーラムに「水晶のごとき透明感」を求め続けるリスナーもいないと思いますが(僕も微かな期待は捨てきれないのですが・・・)、かといって、近作のダウンチューニングのダークな世界を良しとするリスナーも多くはないことと想像します。
それでは彼に何を求めるのか?その答えがこのアルバムではないか、というほどの快作です。
タイトルほどコテコテのブルーズではありません。ブルーズ・テイストをベースにした、オーソドックスで時流に流されることのない、古き良き時代感漂うハードロックが満載です。ヴォーカルスタイルに幅が出てきており、これまでに聴くことができなかった彼の声も聴くことができます。ギタープレイは彼とわかる音色・フレーズです。
カバー曲が秀逸です。「IT'S ONLY MONEY」(THIN LIZZY)、 「DITCH QUEEN」(FRANK MARINO)、 「TRAVELLIN' IN THE DARK」(MOUNTAIN) の3曲ですが、それぞれ魅力的。オリジナルのCDを早速注文してしまいました。
オリジナル曲も負けてはいません。「GOT MY EYES ON YOU」と「BORN AGAIN」は、ストレートなハード・ロック・ナンバーですが、こうした路線でアルバム1枚作ってほしい!と思わせるほどの出来栄えです。ちなみにこの2曲のヴォーカルは、リーフ・スンディン(元MSG)です。
時流とか周囲の期待とは無縁にわが道を進むジョンですが、「こういう着地点もあるのか」と思わせてくれたことに、僕はとても喜んでいます。
ジャケットの男の子はジョンの一人息子(当時4歳)。泣かせるツー・ショット。
Bluesっぽく渋めな曲が並びます ぱっとしないといえばぱっとしないけど、なかなかGroovyです。
毎回多少趣向は違いながらも、良い作品を出してくれます。 まあ、売れたいからやってるわけじゃなかろうから、これで良いでしょう。
Keep on Rocking!!
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