「燃えろいい女」の名前を変えて歌っていた世代の一人として、ひたすら懐かしいです。あのころの世良公則は本当に格好よかった。 単純な格好よさで見せてくれるグループはあれ以来ないんじゃないのかなあ。
最近はTWIST時代の曲を アコースティックアレンジで聴く事が多かったが、 今回は、L.A.で海外ミュージシャンとのコラボ。 燃える“大人の男”世良。とにかくカッコイイ。 TWISTを知らない世代のバンド少年たちに、 聴いてもらいたい!
記憶の混濁ってのがある。僕はてっきりロッド・スチュワート「アイム・セクシー」が先で、ツイストの登場が後だと思ってた。でも調べてみたら「アイム・セクシー」がチャートトップを独走してたのが1979年3~4月。一方、世良公則&ツイストは1977年11月に「あんたのバラード」でデビューし、「アイム・セクシー」が流行っていた頃には「燃えろいい女」(1979年4月)でグループとしての絶頂を迎えていた。 ツイストはブルース、ロッカ・バラード寄りの「あんたのバラード」や「銃爪」よりも、歌謡曲テイストの「宿無し」や「燃えろいい女」の方が文句無く好きだった。「性」に至っては演歌である。ツイスト自体の泥臭さ、垢抜けなさ、それに反してのクラスの女子の世良公則絶賛ぶりには辟易としていたが、「宿無し」はなかなか良いと思った。 「宿無し」で思い出すのは、江口寿史「すすめ!!パイレーツ」で登場したギャグ「おいらは山梨、おまえ奈良」である。“原曲は「おいらは宿無し、お前には」なのになんで「奈良」なんだろう。江口寿史は「おいらは宿無し、お前なら」と勘違いして、このギャグを書いたのかもしれない”と、ヒジョーに細かいことが当時中学生の僕は気になってしょうがなかった。 よく言われることだけど、世良公則はじめ、歌謡界、ニューミュージック界には広島出身者が多い。吉田拓郎(1946年生)※生まれは鹿児島県。1955年に広島に転居。矢沢永吉(1949年生)、浜田省吾(1952年生)、西城秀樹(1955年生)、世良公則(1955年生)、原田真二(1958年生)、吉川晃司(1965年生)、奥田民生(1965年生)、ポルノグラフティ(1974年生)、堂珍嘉邦〔CHEMISTRY〕(1978年生)… 皆、歌唱法、声質、いずれも独自のものを持っており、広島出身ミュージシャンだけで、男性ボーカリストのおおよそのタイプを網羅してるとさえ言える。しかも、その影響力は計り知れない。広島という土地には何かあるのだろうか? ツイストの人気って2年くらいのもんだったけど、世良公則はしぶとく芸能人やってる。そう言えばセイント・フォーの映画で元人気ロックバンド今ジャーマネ役で出てたのも、今や遠い昔だ。
1. 宿無し
4. 燃えろいい女
5. 性(サガ)
8. 銃爪(ひきがね)
9. あんたのバラード
14. Still I Love You
永遠の名曲です。
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