L.A.〜世界中でブームを巻き起こしている次世代ビートシーン
のなかでも、さすが NINJA Tune と契約しただけあって
音の作り込みが非常に繊細で、温かく、ヘッドホンで聴くと至る所から
音の粒子が周囲を包み込んで至高の時間と空間を与えてくれます
来日も決まっているようなので、是非フロアでもこの至福の空間に包まれたくなります
エディットを多用したデジタルHIPHOP。 高度なテクニックをもち、同系等の音を出しているクリエイターなら他にもいるだろうけど、 その中でも彼は音選びのセンスがずば抜けて優れていると思います。 部分的に見ればとても先鋭的な音なのに、全体としては非常にポップな印象がある。 もちろんそれが彼の編集能力の高さの証明なのだけど、それ以上にオールドスクールのジャズやHIPHOPへの純粋な憧れや、それらのもっているエモーションが音の向こうから伝わってくるのが、このアルバムをここまで感動的なものにしているのだと思います。 傑作と呼ばれた1stを上回る本当に素晴らしい、ジャンルを問わず多くの人に聴かれるべき作品です。
一言で言うとそんな感じです。
インスト曲もありますが、やっぱり女性ヴォーカルをフィーチャーしたメロウな曲が映えます。
過去の作品だと、Class Of 73 Bells、And I'm Goneあたりの曲が
大好きな自分にとってはこういう作品が出るのは嬉しい限りです。
これまでの作品ではアルバム通しだと変則的な展開があったりしましたが
今回はかなり雰囲気がまとまってる感じ。なんでBGMにもとてもいい。
ただ一度は集中してヘッドホンで聴いてみてほしい。
音の密度が半端じゃなく、サンプリング、ビートセンスの良さは相変わらず健在で
聴くたびに新しい発見があります。
個人的には長く付き合いそうなアルバムになりそうです。
SAVATH&SAVALAS、Deralosa and Asoraなど 複数の名義で活動する才人スコット・ヘレンのキャリアの中でも もっとも評価が高いのがこのPREFUSE73だと思う。 細かく裁断されカット・アップされた声の断片、シャープなデジタル・グリッチ、ジャジーなサンプル。 PREFUSE73はこれらの三位一体の要素が複雑なサウンド・コラージュによって切り貼りされた、 きわめて近未来的なデジタルHIPHOPサウンドに仕上がっている。 先行シングルとしてカットされた冒頭のRADIO ATTACKから恐ろしく複雑で破天荒な展開が広がっているが、 全体としてのイメージは非常にキャッチーで聴きやすい。 日本盤にはボーナストラックが1曲収録されていて他の収録曲にも劣らない出来ではあるが、
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