このカレンダーの12か月分の柄がわかる出版社(Pomegranate)のURL
http://ep.yimg.com/ca/I/pomegranate_2172_242332682
参考になれば幸いです
コンサートは普通にミルキィのライブです。最初皆で歌って、個人パート、そしてエンディング。 ファンの人なら買いでしょうけど、にわかの私は「雨上がりと、正解は」しか知らない現状でした。ファンなら買いですかね。
3〜4年前に大きな大きなカレンダーを飾っていて毎月々めくるのが楽しみでした。きれいで大好きなカレンダーでした。それがその後全く入手出来ずにおりました。ネットで検索しても昨年は探し方がよくなかったのかあきらめでした。今年はサイズはかなり小さいけれど出会えてよかったです。
菅野よう子――いわずもがな、問答無用にクオリティの高い稀有な音楽家
(アーティスト)である。頭から尾っぽの先までそのことを実感する、まさに
集大成的アルバム。&シートベルツと銘打っているだけあって、ラフでジャージーな
ビバップ楽曲はやはり大目だ。それに加え菅野的に大躍進した攻殻SACや、話題の
アクエリオンなども(3曲目に持ってきた「荒野のヒース」は、まさに心臓鷲掴み!)。
特に攻殻楽曲はORIGAヴォーカルが醸し出すエキセントリックさが耳に心地よい。
6曲目「ハイヒールラナウェイ」のピアノプレイのカッコよさに、購入したまま
未試聴だったDTBサントラなども、この機に聴かねばならないと思い至ったり。
しかし個人的には初期作品であるエスカフローネやマクロスプラス、ぼく地球、
さらにはアルジュナ!まで入っていたのがポイント高し。勿論、かの富野氏と組んだ
ターンエーガンダムの素朴ながらオーケストレーションの極みとも言える楽曲も
忘れていない(特に独特の透明感で聴かせるヴォーカル曲が秀逸)。それから
こちらも既に懐かしいWolf's Rainの映画音楽的な本気も実に味わい深い。そして
菅野と言えばスティーブ・コンテ、の畳み掛けるようなギタープレイも文句なく
カッコよく氏と坂本真綾とのDuet曲である通称「電気ロケット」も素晴らしい...
しかも3枚目のお約束とも思えるコミカル楽曲の嵐。中には冒頭のエドVerビバップOP
など未聴のものや、懐かしのエスカアルバム挿入歌の原曲(Vocalは菅野氏自身?)など
ありーので色々な意味で堪能し尽くした(笑)ふざけているのに、この妙な可愛らしさ。
やはり菅野よう子はタダ者ではない。本人自ら、実に「音楽を楽しんで」いると思う。
彼女にとって音楽とは、まさに本能そのものの表現であるのだろう。だからこそ、
様々な感情(喜怒哀楽)を魂のデザインのまま、これほどまでに忠実に体現できる。
時系列無視で新旧ランダムに並べられた楽曲群を聴いていると、何か"一篇の映画"
でも観ているような錯覚に陥ってくる。そう「菅野よう子」という、それは一人の稀有な
音楽バカが描く壮大かつ懐の深い...異なるシーンの曲と曲とが起こす化学反応とでも
言うのか、これが妙にしっくりくる。今回そういった新発見というか面白みを実感した。
次から次へと繰り出される名曲群に、あれもこれもと過去作品アルバムを片っ端から、
引っ張り出して聴き倒したくなった。しばらくしたら再度、同様のアルバムを出して欲しい
(というか絶対やるだろうな、笑)。まだまだ(こういった形で)聴きたい曲が沢山あることを
うずうずと思い出し、今さらのように圧倒的な菅野ワールドの幅広さ、奥の深さを思い知った。
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