Teenage Fanclub - Everything Flows Teenage Fanclub モバイル

Teenage Fanclub - Everything Flows

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スコットランドはグラスゴーで結成された彼らの記念すべきデビュー・アルバムです。元々は「Boy Hairdressers」というバンドを組んでいたNorman､Gerard､Raymondの３人組が「53rd and 3rd」レーベルよりシングルをリリースした後分解し、Normanは「Bmx Bandits」へ一旦は参加しますが、しばらくして再び３人が結集し「BMX Bandits」のFrancisを加えた４人組バンドとして「Teenage Fanclub」が結成されます。間もなくFrancisが「Bmx Bandits」へ戻り、代わりにBrendanが加入し、フル・ライン・アップとなります。そして１９９０年にリリースされたのがこの作品です。アメリカン・インディの重鎮、Don Flemmingをプロデューサーに迎えて制作されたこのアルバムは、所謂グランジ・ムーヴメントのＵＫからの回答として評価を受けました。しかしスコティッシュ・バンドらしいレイド・バックした空気が充満したこの作品は、グランジとはちょっと違うなあ、と個人的には思いました。ノイジーなギターとザラついたサウンドは確かにグランジと同時代的な空気を感じることが出来ますが、そこかしこに伺えるフォーキィなアプローチは、彼らが敬愛する「Big Star」の影響下にあるのは明白で、程よいサイケデリック・テイストとともに英国音楽の良心みたいなものを感じさせます。彼ら独自のスタイルと言える枯れたパワー・ポップ・サウンドも嬉しい、記念すべきデビュー・アルバム！この後の爆発を予見させる傑作アルバムです！

Original Album Classics

グラスゴーのパワーポップバンド、Teenage Fanclubのオリジナルアルバム5枚セット。
傑作と言われるBandwagonesque(1991)からHowdy!(2000)までを収録。
解説用のブックレット等はなく、実にシンプルな作り。
全て紙ジャケに入っており、ジャケットはオリジナルのものを使っているのもうれしい。
リマスターはされていないようで、手持ちのBandwagonesqueやGrand Prix と比べてみましたが、音は変わりないです。
私は上記2枚しか持っておらず、今回購入してみましたが、大変満足です。
この価格ですし、興味のある方には是非オススメしたい。

Bandwagonesque

1991年はホントにスゴい年でした。ダイナソーJRのグリーンマインドやパールジャムの
Ten、スクリーマデリカ、メタリカのメタリカ、ロック史に残る名盤、ネバーマインドもこの年でした。そんな個性の強い年にこのアルバムは発表されましたが、日本では評価がイマイチだったと記憶しています。現代のUKのメロコアポップの方法論にかなりの影響を与えているし、シンプルかつ泣きのメロディ、捨て曲なしのこのアルバムは再評価されるべきだと思います。
91年というロックの中で重要な年に生まれたのにも何か意味があるはず。