第12話にてとまりが言った、
「はずむの子供に、はずむの孫に自慢してやるんだ。
お前の親は、お前のばあちゃんは、あたしのために世界で一番すごいことしたんだ」
この台詞がものすごく深い。
初見ではストーリーを追うのに精一杯で気付きませんでしたが、
2度目、3度目で味が出てくる台詞です。
第2話にて、とまりの妄想に出てくるはずむが
「私、男の人のことを好きになっちゃった」
なんて言い出したように、男性が認識できないやす菜と違って、
とまりは常に心の奥底で、はずむが遅かれ早かれ男性に恋をして、
自分からは離れてしまうのではないかという恐れを抱えながら、
それでもはずむを愛しているのです。
上記の台詞には、その想いが凝縮されています。
そう考えると、明日太へのツッコミが人一倍キツイのも納得できますし、
学校ではずむに好意を持つ男子が見られないのも(第7話のナンパ男は除く)、
はずむを男に取られないよう、とまりが執拗にガードしているのではないかと解釈できます。
この巻を見ると、当然ながら次は13巻を見たくなるのが人情ですが、
もう1度1巻から見直してみると、新たな発見ができるかもしれません。
日本コロムビア音源の名人たちの名演ばかりを集めた究極の「落語名演ガイド集」です。入門的な落語 から"この人ならこの演題・代表作”まで収録している、ガイド(道案内)、ベスト中のベスト、まさに落語バイブル! と言った感じです。解説書もアマゾンの商品説明には「ミニガイド」となっておりますが、48頁もある豪華別冊解説書です。日本コロンビア音源ですので、確かな音源・録音で、音質も問題なく(よくこういった全集では録音良くなく聞き取りにくいもの多いですが。ライブ感が素晴らしいです)、演目も落語では有名なものばかり、口演も大御所の師匠たちばかりで大変素晴らしいもので、至れり尽くせりの内容だと思います。価格的にもこの内容で16000円強の価格も納得です。落語をこれから本格的に聴こうと思われている方には、恰好の全集ですし、玄人の方も、やはり王道と申しましょうかまたこの全集に戻ってくるような、そんなバイブル的全集でございます。名盤中の名盤だと思います。
原曲が素晴らしいので、絵にするのはなかなか難しいのではないかと考えていましたが、なかなか場面を捉えた美しい漫画に仕上がっています。 漫画が持ち得る、曲では表せない微妙な表情の変化を上手に汲んでいます。 それでも曲とおなじように多くは語らないところがRomanらしくて良いです。
買って損はしない筈です。もう一歩奥入ったRomanを知りたい方は是非。
TV最終回の12話の後日談。三角関係の終焉をもう一度別の形で見せるシナリオになってます。
こういう展開となるのは、はずむがやす菜を選んだ理由や、12話の最後の「あのね」で、三人が見せた表情で大体想像はついたでしょうが、「かしまし」の元になってるであろう漢字「姦」が女三文字であることを考えれば、はずむが無理矢理片方を選ぶ必要は無いのではないか?と思うところが大きい私としては、今回のエピソードは少々心が痛い。同梱されているコミックを読めば尚のことである。
お話的には納得は行くものの、三角関係の終焉を12話でやっておきながら、またこの13話で語る・・・しかもDVDでと言う展開は正直いただけないところが大きいので☆一つ減じと言うことで。
2巻で登場したみやこだが思いのほか彼女の動き出しが早かった。
危うい状態でバランスが保たれているが、この巻は読んでいて非常にハラハラした。
それから、みやこのストレートさ・行動力と比べると、
たすく・ほのみの鈍感さや天然さにもどかしさを感じずにはいられなかった。
二人とも悪気はなく良い子なのだが読んでいてその部分に多少の苛立ちがあった。
基本的には二人のそういった部分は凄く好感が持てる・微笑ましく見れる、が、
この巻に関してだけは…肝心の場面でそれを発揮されるとなにか、例えば、
あぁ!そうじゃない!・違うんだ!気付け!というような口出しをしたくなってしまうような感じである。
楽しいが、この先どうなるんだ!という引きの巻であった。
次巻が出るのを首を長くして待ちます。
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