思い出の地、トスカーナ。 ルッカから電車で10分・・・だったかな?ポンテ・ア・モリアーノという町にチョットの間、住んでいました。この雑誌に掲載されたレストラン「バッテルフライ」の近くだったのです。 田舎ですから山も川も空も空気も澄んでいて、そこにいるだけで幸せでした。夏には蛍もたくさん舞っているんです。 そして、食べ物が何でも美味しい、そんな町でした。 トスカーナ1美味しいといわれるジェラートやさんもあるんですよ!!夏のみ営業なんですが・・・。 もちろん、人は親切で暖かい。 フィガロヴォヤージュでトスカーナの特集があっているのを知って、即買いました。 フィレンツェ、ルッカまでは、よく雑誌にも取り上げられると思うのですが、もう一歩踏み込んだ地にあるレストランが載っていたので嬉しかったです。 しかも、全体がとても綺麗な写真で掲載されていたので見ていて楽しいですよね。 今後もフィガロヴォヤージュ、注目していたいと思います。
グラナダ在住10年の著者が日々の生活から眺めたスペインを綴った書。 かの地に購入した家の改装工事に悪戦苦闘する様子から始まり、スペインの食や雑貨、サンタの来ないクリスマスなどについて筆をとっています。 本書には闘牛もフラメンコも登場しません。観光で訪れた人々が刹那に出会う濃厚なラテンの色合いはここにはありません。 日本人がスペイン人に対して抱きがちな力強く明るいイメージとは何の縁もゆかりもない、生活者としてのスペイン人が綴られています。 ただし著者の筆致は少々おとなしすぎる気がします。異国で、しかもスペインで独りで生きようという日本人女性ならば、もう少し強い個性の持ち主なのではないかと予期していたのですが、予想に反して文章が淡々としているといった印象を持ちました。 築50年の自宅の改装工事で味わった辛酸に対しても思ったほど憤りを感じていない様子です。 スペインで暮らす日本人であるからこそ二つの価値観を止揚した末の新たな自己主張というものが著者にはあるはずなのに、それが見られません。 著者はスペインを紹介するという作業の中で「自分」を出すことを遠慮したのかもしれません。なるべくスペインを一般化し客観的に述べようとするあまり、例えば個別事例にあたるスペイン人の友人たちの登場回数を思い切り減らしたのではないでしょうか。 しかし本書はスペイン事情の単なる解説本ではないはずです。<40代の日本人女性が独りで暮らしながら感じたスペイン>を知りたいと思って本書を手にする読者も少なくないでしょう。エッセイであるならば、より個性的であってよいと思います。 次回作に期待します。 なお、スペイン在住の日本人女性が書いた類書に以下のものがあります。 安藤まさ子著「アルハンブラの誘惑」(実業之日本社) 湯川カナ著「カナ式ラテン生活」(朝日出版社) どちらもなかなか個性的なスペイン生活が綴られています。
抜群のギター・テクニックを持つパコ・デ・ルシアの1988年の録音のもの。曲目はポピュラーなものが多く文句なしに楽しめます。「野いちご」、「平原の魂」、「リナーレスの調べ」はいかにもフラメンコらしい曲です。「シェリト・リンド」、「シボネー」、「「パーフィディア」、「黒いオルフェ」、「コーヒー・ルンバ」、「ラ・マラゲーニャ」、「ベサメ・ムーチョ」とフラメンコ・ファン以外にもお馴染みの曲がずらり。 曲目と演奏のよさでベスト・セレクションにふさわしいアルバムです。
永久保存版だと思う! 2枚組のボリュームは勿論、映像のクォリティーの高さ、そして構成のレベルの高さも大満足だった。
最初は、猫と世界の風景や建物という組み合わせに惹かれ、購入。 しかしいざ観だすと中身の濃さ、猫と人間の関係史が今まで読んだり聞いたりしてきたどのものよりも面白く斬新で専門性高い調査をもとに描かれていて、純粋な「教養」ものとしても、知的好奇心を十分に満たせる美しい作品であると思う。
カメラのセンスもよく、描写は一流であった。またバック・ミュージック、背景もよい。
一番、意外で印象に残ったのは、「猫」と「イスラム教」、そしてその開祖であるマホメットとの関係。 これについて様々なユーモア溢れるエピソードと共に学べたというだけでも満足している。
普通の世界遺産シリーズのDVDを買うなら、このシリーズの味わい深さを是非、試して欲しい。
待ちにまった!素晴らしい内容です。ジェレミー・ブレッドの魅力が溢れています。でも、でも…No.23の『金縁の眼鏡』/『マザランの宝石』のパッケージの後ろのNoが間違って17になってます(;-;)がん! パッケージにもこだわる方はこれがどうなるか様子見かもしれません?
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