表紙に描かれているのは、 タイトルに使われているラクダが本を運ぶモンゴルの移動図書館です。 本を受け取る子どもたちの笑顔、無心に本を読む姿が目に飛び込んできます。
「みなさんは、自分の町の図書館をあたりまえのものと思っているかもしれません。 わたしも以前はそうでした。でも今度本を借りるとき、 こんなにたくさんの本の中から好きなだけ選んで、無料で家に持ち帰れるみなさんは、 いかにめぐまれているかということを考えてみてください。」
まず著者は、はしがきで語っています。 わたしたちは、図書館と聞くと、 身近にある町の図書館の建物や学校の図書室を思い浮かべますが、 世界には、あちこちに移動する図書館、 しかもその移動手段は、バスやトラックや船だけでなく、 ゾウやラクダであったり、ロバの荷車や自転車であったり、 びっくりするような方法が用いられています。 この本は、そうした世界のめずらしい移動図書館を紹介します。
なんとかして本を届けようと献身的に努力する人たち、 そして、それを楽しみに待つ子どもたちの笑顔から、 いっぱい元気をもらいました。
73年発表の1st。このアルバムは想像以上に素晴らしい。楽曲も有名な2ndと比較しても後のキャメルっぽいファンタジックな作風が目立ち、各々のインター・プレイも滑らかでとてもデビュー作とは思えない完成度だと思う。この1stは長らく入手困難な状態が続き、他の作品が揃ってしまってから聴くこととなったが、予想していた2ndのような似非クリムゾン的な部分がほとんどなく、現在まで脈々と続く彼らのサウンドが原形というよりもほぼ完成した形で披露されている。 5.は今でもライヴの定番となっている代表曲の一つだが、この曲のみが突出しているわけではなくアルバムとして楽しめる表情豊かな美しい作品だと思う。
74年発表の2枚目のアルバムです。彼らの最高傑作というか人気作品というと、次作「スノーグース」、次々作「ムーンマッドネス」が挙げられることが多いのですが、なかなかどうして本作も、妙にはまるアルバムです。 サウンドですが、彼らを特徴づける原型は、十二分に出ているのですが、やはり、2枚目ということで、演奏に荒々しさが残る所が魅力でしょうか。とりわけ、ラティマーの泣きのギターは聴かせてくれます。後、結構、drもドカドカと、迫力ある音を出しており、楽しめます。 というわけで、キャメルの次、次々作を気に入られた方であれば、十分、楽しめるアルバムと思います。例によって、未発表ライブ音源がついて、この値段ですしね。
フェァウェル・ツアーのプレビュー・コンサートの記録です。
リージョン・フリーでしたので、日本の機器で再生できました。
Lady Fantasyからはじまるセット・リストで、どちらかと言えば、初期の曲が多いです。ファースト・アルバムからのSlow Yourself Down が珍しいです。新旧の曲がランダムに織り交ざられていながら一貫性があるのは、ラティマーの音楽性が良い意味で変わらなかったことによるものと思います。最後の For Today が泣かせます。狭い会場で、70年代からファンだったと思われるおじさんたち観客の姿、最後に涙しているおじさんに同世代のせいか共感を覚えます。
この日、アンコールがあったのかわかりませんが、本編をたぶん全て収録したものと思われる1時間50分のステージです。少し息が上がっているラティマーが、フェァウェルという言葉を感じさせますが、ミスタッチは少ないような気がします。カメラ割りはシンプルながら、良い感じです。ミックスに少し違和感(ギターがオフぎみ、ベースが強め)なところがありますが、そう感じるのは私だけでしょうか・・・。
“まだ、日本でのフェァウェルは済んでいないぞ! もう一度、日本に来てくれ!”との思いを込めて、日本のみんなで買って来日を実現させましょう!
2007年CAMEL PRODUCTIONSからのリリース・・・どんどん発掘して欲しいですね。リージョンFREEのフォーマットはきちんとリリースされていますので、探せばまだ購入可能です。1976年4月14日ハマースミスオデオン(オリジナルメンバー):1977年9月22日ヒッポドローム(ダグファーガソンからリチャードシンクレアにベースがチェンジ、メルコンリンズ:サックス参加)の2つのライブが収録されています・・・他ボーナスとして未発表曲2曲(音のみ)を収録。とにかくオリジナルメンバーによる映像が観られるのが最高ですし、リチャード&メルを加えたラインナップの映像も嬉しい限りです。プログレッシヴロックバンドで語られますが、JAZZROCK/FUSIONな感覚も持ち合わせていて、その音楽スタイルは本当素晴らしいです・・・インストパートにおける演奏力は、かなりのもの!!ヒッポドロームの映像でアンディがGIBSON SG ダブルネックを弾く姿は、個人的に感激しまくりでした。見かけるうちにどうぞ・・・今日はパソコンややご機嫌な模様(笑)。
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