ハードカバーで読むのがあまり好きじゃない私は、でも耐えきれず
でかいドリームバスターを学校の図書館でちょっと読んで
「あっ、やっぱ宮部みゆき楽しい!」
って思って、パタン!と本を閉じました。
それから2年くらい待ったかな…?
ついに持ち運びサイズで、しかもイラストがリニューアルで出てくれました!
買いました!読みました!!
私はホラーとかの「なんかコワイもの」が苦手です。
木目がオバケに見えるだとか、そういうのが本当に怖くてしかたないんです。
その怖さが、夢にも当てはまります。
普通の人にはこわくないモノでも
自分の心の奥の方にある「何か」がソレをこわくさせるんです。
そのこわいものと向き合うのは、凄く勇気がいることです。
なにしろトラウマであったりコンプレックスであったりするわけですから…。
そういう、何のきっかけもなければ素通りしてしまうことに
向き合わせてくれるのがドリームバスター。
この本であり、シェンと師匠であり、DPなのかなー。
まだまだスタートの1巻ですが
スピード感と怖いもの見たさ、
個性的な登場人物と、舞台が現実であるせいで
いきなりグイグイこの世界に引き込まれちゃって
もう現実と物語の境目が消えかけているのでww、
深イイはなs…★★★★★で!
ゲームのコミカライズというと、どうしても公式設定に制限されて、ゲーム上の展開をなぞるだけ、に終わってしまいがちですが、これは違います! ダンとさくらの師弟(?)関係、ライバルキャラの神月かんなの登場など、オリジナルの設定を大胆に打ち出し、さらにそれを大成功させた伝説の名作です。何しろカプコンのスタッフさえ魅了し、かんなをはじめこのコミックからゲーム本体(ストZERO3)に「逆輸入」された設定も数多いほど。今は亡き「コミック・ゲーメスト」誌の、全盛期の息吹と熱気を感じさせる一作です。 「ゲームコミックの最高傑作」とまで謳われながら、不幸にして版元が倒産。「幻」となっていた作品ですが、ストリートファイター・シリーズ15周年記念に当たって満を持しての復刊!待ってましたの一言です。 残念なのは表紙のさくらが、(作者の画風が変わってしまったのか)なんかロリっぽくなってしまったのと、やっぱりその価格。こんな高いコミックスは久しぶり(^^;)。んでもって、デカイ。上下巻に分かれていたのを1冊にまとめたんだから無理ありませんが。(ということで1点減点。) しかし、「ゲーメスト」掲載当時を再現したと思えば、これはこれで良し!ページをめくれば、中平氏の骨太なペンとストーリー、あの時の感動が待っています。 「ウルトラジャンプ・メガミックス」に掲載された、KOFシリーズの「あの人」との番外編(番外戦?)も収録されているので、旧版を大事に持ってる人も、是非「カートに入れる」ボタンをクリック!高いけど(^^;)
シェン、マッキー、そして地球人の3人は時間鉱山からの
脱出ミッションを進める。そのなかで自殺組二人のいきさつが明かされ、
彼らはそのトラウマと対峙し、乗り越えようとする。
そしてついに明かされる"血塗れローズ"の目的。
それは惑星テーラが進めていた計画への反逆と復讐、そして母として
息子であるシェンの居場所を守ろうとする意志によるものだった。
生き延びるもの、去りゆくもの、それぞれの答えとともに時間鉱山編は
ひとまずの終演を迎える。
といった感じでドリームバスター七巻は終局を迎えます。
これで完結とか打ち切りじゃないのかとか考えましたが、原作も
時間鉱山編が最後になっているようですので、これは妥当であったということなんでしょう。
シェンがローズより目的を聞かされたときそれでも母親か、と問う場面がありましたが
母親だからこそ、息子の居場所を守るために際限ない殺戮を演じたのでないかと思います。
ドリームバスターたち、そしてシェンと理恵子とのこれからの時間を空想させながら
ひとまずの終着を見せる巻だったと思いました。
中平先生は次は何描くんだろうなあ…
ガソダムウニコーンみたいなメジャーな 作品より、こーゆーマイナーな作品のほうが 俺は好きだな〜
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