不眠症に悩まされていた小説家でありスクリーンライターのダイアナ・オサナ(脚本&プロデューサー)がアニー・プルーのブロークバックマウンテンをアメリカの雑誌ニューヨーカーの10月13日号で読んでから映画化まで8年。そこまでの道は長く険しかったとか。
小説、映画、スクリーンプレイも星5つなのですが、サントラも絶対星5つ!カントリーミュージックが苦手な私ですが、アメリカ版をアマゾンで購入してからはほとんどこればかり聞いています。内容も曲調も明るくてもこれは悲恋の映画。泣けてきます。
2009年9月リリースの同タイトルの廉価盤。
これまでルーファスのライヴの模様がDVD化されることがあっても、ドキュメンタリーとともに数曲単位であったり、ジュディ・ガーランドのライヴをカヴァーしたライヴであったりしました。オリジナル曲で構成されたライヴDVDがリリースされるのは、今回が初めてです。
来日公演の模様とほとんど変わらないセットリストが、舞台裏の映像を挟みながら、展開されていきます。練りに練られた構成のもと、彼の音楽と美意識とが貫かれ、パフォーマーとしての力量を示すライヴになっていると思います。舞台裏の映像が差し挟まれるのは余計なことのように思いますが、しかし、そのおかげで、特典映像なしのすっきりとした作品になっています。
ただし、残念なことがひとつ。アンコール後、「ゲット・ハッピー」でエンターテインメントの演出としてルーファスとバンドとが扮装とダンスをして口パクをするのですが、ここはぼくは東京で見た時に口パクに対しては完全に失望しました。ルーファスほどのアーティストは、どんな理由・目的があっても、ライヴで口パクをしてはいけませんよ。誤解を招きます。
マーク・ロンソンの時に80's調にも聴こえるポップ性を加味した柔軟なプロデュースが、この現代のオスカー・ワイルドとも言うべき異形の才能を際立たせている。 グラム期のデイヴィッド・ボウイを思わせるドラマティックなソングライティング。従来のファン層以外をも瞠目させるべき突き抜けた快作。
両親ともにフォーク・シンガーという 恵まれた音楽環境のもとで育った ルーファス・ウェインライト。 デヴィッド・ボウイ、ビョークなどを手掛けた マリウス・デ・ヴライスをプロデューサーに迎えた 3rdアルバム。 トラディショナルなフォーク・ミュージックと クラシック&オペラからの影響を反映させたその音楽性は 「ポペラ」「モダン・スタンダード」と称され 賞賛を受けている。 クラシカルなストリングス・ピアノ・ギターを主体に 美しく繊細な歌声で魅了する 華麗なポップセンスは唯一の輝きを放つ。 しなやかで気品のあるその声は天性のものだろうか。 高音がオペラのように伸びていくその唱法は独特で 荘厳で気高く、包み込まれるような錯覚に陥る。 至福という言葉が似合う 素晴らしい音楽。 ゲイであることを公言していたことと 中世趣味のジャケセンスで、 長い間敬遠していたアーティスト。 聴かず嫌いはだめだな、と反省しきり。 ゆうじさん、ありがとう。
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