鮫島有美子さんの歌がCD4枚に79曲も入って、この価格とは嬉しい限りです。
鮫島さんの作品は図書館にもかなり揃っていて、タダで借りられるのですが、本作品は思わず買ってしまいました。
鮫島さんの声をハスキーであると評するレヴューがいくつか見受けられますが、はたしてそうでしょうか? Amazonのレヴューを見る前から鮫島さんの歌はよく聴いていたのですが、ハスキーだと感じたことはありませんでした。他の女性ソプラノ歌手による日本唱歌も聴きますが、レビューを見た後に聴き比べてみて、なるほど鮫島さんはややハスキーかな、と初めて感じた程度です。ポップスやジャズシンガーのハスキー・ボイスとはまったく異なります。鮫島さんの歌唱は柔らかで抑揚があり、清く流麗であり、尚かつ一言一言がはっきりしていて芯があります。さすがは第一人者です。
本作品は過去の作品からの集大成ですので、既に鮫島さんの作品をたくさん持っている方にとっては、これを買うと曲目が既にお持ちのCDとダブることになるでしょう。それでもこの曲数でこの価格なので、買っても良い一品です。曲を季節毎に分けてCDに収録してあるのも嬉しいところです。
ロマーナの祈りは、志村けんのだいじょうぶだぁの無言劇で宗次郎に隠れて使われていた名曲ですね。 パンフルートは、オカリナとはまた違った魅力があります。
本作を発売直後に観ていたら感想は違ったでしょうが、さすがに今観るとストーリーに古さを感じます(制作当時に放送されていた、90年代のドラマを観ているようです)。
展開もお約束、というのでしょうか、先が容易に読めてしまうというわかりやすいものです。
恋愛ドラマとして観る分には悪くないですよ。
ザンフィルの演奏は「ロマーナの祈り」「さらば夏の恋」で偶然知ったのですが、他の音楽も聴きたくて、このCDを見つけました。2枚入り全38曲で2,500円はお買い得だと思います。決して機能的ではないパン・フルートを奏でるのは容易ではないのに、ザン・フィルはいとも簡単に操ります。速いテンポの「ホラ・スタッカート」の演奏は名人芸と言えるでしょう。ただし、CD2枚をいっぺんに聴くのは、飽きが来ますので集中せず気楽に流して聴いた方がいいでしょう。
前作を買って以来、ハマりました。
結構、甘くてやりがいがあります。
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