瓶に入った船の模型の作り方や、ケロッグ社のコーンフレークの作り方、人体三分割イリュージョン(マジック)の仕掛けなど、知りたいけど普通では知ることのできない『秘密』を暴いている本。 文字が多くて絵が少ないが、独特のリズム感を持った比較的短い文で淡淡と語られていて、結構スイスイ読める。 元は、アメリカ人の、アメリカ人による、アメリカ人のための秘密の暴露本なので、我我日本人にはちょっと興味の持てない秘密も多多あるが、ガラスの瓶に木の矢が刺さっているのを見て、『どうやって作ったのか知りたい』と思っている人には、十分価値がある。
この世界を搾取、支配しているのは「レプティリアン」=「爬虫類人」だと言う著者のメインとなる主張は、全くの与太話という感じはしないでもない。但し、この爬虫類人が宇宙からやって来たという論旨はどうなのだろうか?あのトカゲやワニ類が果たして本当に他の恒星から光速を超えて地球まで飛来して来る程の科学技術を発展させるだけの、高度な知性を持つ「人型生物」まで進化できるかどうか???・・・・・この点が私にとっては大いに疑問となり、心中納得出来ない部分となっているのだ。・・・・・
話は少し飛ぶが、アメリカで異星人と遭遇した経験のある方々の共通した目撃情報によると、(いわゆるグレイは省きます。あれはアメリカ軍が本当の異星人の姿を一般人の目から逸らす為に、人工的に作り上げた生物である可能性があると推察出来るため)身長は1mから1m30cm位、髪は金髪もいれば黒髪もいて、やや四角ばった顔をしており、目は瞳孔が大きめで、その声は金属的な甲高い声色で、何やら「中国語」の様な言語を操る・・・という事が確認されている。私は思うのだが、これらの異星人達は例えるならあの「猫科」の生物が進化して人型生物にまで成長したのではないか?と推察するのだが?・・・・(そうすると、犬も人型生物まで進化出来るのではないか?、と大いに想像出来る訳ですが・・・)
どうしても、あの爬虫類らが高度な知性を持つ人型生物まで進化出来るとは私には思えないのだが。だが、確かにトカゲや蛇の様な嫌な感じのする人間達が存在するのは事実だ。だとすると、彼ら爬虫類人達は別に宇宙から飛来してきたのではなく、著者も少し論及されていたが、「低層4次元世界」に存在する邪悪な一種の「デーモン」=「悪魔生物」に、憑依された「悪魔人間」だと定義した方が話しとしては解りやすいのではないだろうか?
後、気になった点がイエスのお話がイタリアの黒い貴族「ペソ」1族の作り話であるという情報は共感出来るが、イエスのマリアによる「処女懐妊」の伝説は他の宗教にも当てはまり、あの釈迦もそうだとする論旨には、あまりにもいい加減過ぎて、この著者は仏教の事をあまりにも知らなさ過ぎる!・・・・と痛感。
他に「この人本当に情報通なの?」と疑問を抱かせる論点として、あのナチス副総統の「ルドルフ・ヘス」が大戦末期に英国との和平交渉を進める為に、単身イギリスに向かう途中で、拘束され刑務所に収監されたという話(確かに一般常識ではその様に認識されているわけだが・・・)をそのまま本書でも取り上げていたが、実は実際には戦犯刑務所に収監されて獄死したヘスは替え玉で本人ではない!・・・(では、本人は何処に行ったのか?という疑問には例のナチスの「アーネンエルベ」が調査、発見した南米の地下秘密基地に逃走した。・・・という情報もある。これには他のナチスの高官達も含まれていたという話も聞く。)
・・・・・真の情報通ならこの辺りの真偽の程も確認してほしいものである。
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