3曲目のオオタユキのコバルトアワー、良いです。聞けば聞くほど味が出ます。オオタユキの歌声とバックで流れている音楽のバランスがなんとも。前にNOKKOがこの曲をカバーしてましたが、それとはまた違った良さがあります。 後、4曲目の緑の日々も良かった。
サブプライム・ローン問題に端を発し、リーマン・ブラザーズが破綻に陥るまで、さまざまなノンフィクションが米国で刊行されています。リーマン破綻そのものを題材にしたもの(「金融大狂乱」「リーマン・コンフィデンシャル」)やFRBの金融政策を扱ったもの(「バーナンキは正しかったか?」)といった正攻法で切り込んだものが数多くあるのは当然のことでしょう。
多くのジャーナリストが同じような問題意識で、同じような素材を選ぶ半面、世紀の経済危機の中で逆張りで大成功したヘッジファンド主宰者のジョン・ポールソンをテーマに選んだという筆者の眼力に「さすが」の念を抱きました。日本だとみんな横並びで同工異曲になりがちなのですが、このウォールストリート・ジャーナルの記者は、主人公のポールソン同様、経済ジャーナリズムの逆張りでいったことが成功しています。
ということで、なかなか面白かったです。
原作にはひょっとしたらあるのかもしれませんが、ソースコードがあれば、もっとよかったです。
ところでタイトルはひどすぎます。原題(The Greatest Trader Ever)の方がサマになっています。
この写真家が一番好きです。日本ではたまに展示会をやっていた時がありましたが、最近はその活動が見えないので寂しいです。彼女の作品はほとんどが女性をモデルにしていて、CGを駆使しないと作り込めないような、色彩やパーツのコラージュで、別世界の人物を作り上げています。ダークで宗教的、西洋感たっぷりの、絵画のようでもある作品。
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