有名なムーミンの英語版です。今読むと「あれっ」と思うことが結構有ります。例えば、ムーミンの家にみんなで住んでいることとか。ムーミンのアニメとはかなり違うのでしょうね。スナフキンもアニメのイメージとは大分違うような気がします。ミイも出ないし。何よりこの手の文庫本にしては英語がやさしくてすらすら読めるのが楽でした。ちょっと英語で物語を読みたいという人にはおすすめです。
カラフルなデザインを気に入って購入しました。華やかでキッチンに置いても映えます★次も明るい色を購入しようかなと思います。
絶版なのであきらめてました。良かったです。 ありがとうキングレコードさん。 本当に癒される一枚で 恥ずかしながら、一曲目から感動して涙してしまいました。 私は、雪の女王(ミーが女王にコチコチ氷にされてしまう話)のときに 白鳥さんが歌っていたものが収録されていればと期待してました。 残念ながら入ってなかったですが、 ムーミンファンなら、買って悔い無しの一枚だと思います!!
イギリスの新聞で連載されていたマンガなので、訳本ではなくオリジナルです。 弟のラルス氏が英訳を手伝っていたそうなので、姉弟の共同作品ということになるでしょうか。 童話とはまた違った魅力に溢れていると思います。 コミックにしか出てこないキャラクターもいますし、童話との違いを探すのもまた面白いかもしれません。 分かりやすい英語だと思いますが、ぱらぱらとページを捲るだけでも絵本を見ているようで楽しいです。 日本語版だと少し小さいと感じていた方には特にお勧めです。 装丁はしっかりとしていて、質感も良くとても素敵です。
ムーミンシリーズとして3冊目の本ですが、最初に読むなら、この一冊が最適です。
全七章からなる連作形式の長編小説です。 ムーミン谷の仲間が冬眠に入る導入部「はじめに」から始まります。 第一章で春が訪れると、冬眠から目覚めたムーミントロールとスナフキン、スニフの三人が朝飯前におさびし山に登ります。そこで見つけた、不思議な帽子を軸に、物語が進んでいきます。 スノークのお嬢さん、ヘムレンさん、ニョロニョロなど、おなじみの登場人物(登場妖精?)も活躍します。
トーベ・ヤンソンのムーミンシリーズとしては、三作目です。 しかしながら、祖国フィンランドがソ連との冬戦争を戦っている時に書かれた第一作「小さなトロールと大きな洪水」、 ソ連との休戦後、休戦条件として国内のナチスを駆逐する戦争(ラップランド紛争)を戦ったにもかかわらず敗戦国扱いを受けて講和交渉中に書かれた第二作「ムーミン谷の彗星」が、 出版当時は商業的に成功せず、これらの版元から続編の出版を断られています。 この第三作は、パリ平和条約でフィンランドが国際社会への復帰を果たした1947年の翌年に、続編の出版を断った出版社のライバルであるシルト社に持ち込まれたものです。これがフィンランド、および母国語であるスウェーデンで大成功を収め、翌々年には英訳が「Finn Family Moomintroll」として、第二作の英訳「Comet in Moominland」とともに出版され、ムーミンが世界に知られるようになりました。 物語も、第一作で洪水に追われ、ムーミン谷に辿り着き、第二作で彗星を追いながらムーミン谷を冒険し、ようやく本作で落ち着いて過ごした一年の物語になっています。 そのような意味で、ムーミンシリーズを初めて読むには、この一冊が最適ではないかと思いました。
物語のなかで、スナフキンが語った「飛行おに」の影が迫るなか、最後は晩秋のパーティーで大団円を迎えます。 童話の役割は「怖い話であっても、大人の話をよく聞いて対処すれば大丈夫なんだ。」と、子供が学習する効果にある。と聞いたことがあります。たとえば、赤ずきんちゃんは、オオカミに襲われますが、最後は子羊たちと一緒に生還するし、シンデレラも王子様と結婚して幸せになります。不安を感じても、閉じこもるのではなく、気をつけながら外に出る勇気が与えられています。 この「楽しいムーミン一家」も、ムーミン谷のみんなが「飛行おに」に襲われて全滅。と言うエンディングではありません。 さりとて、平穏無事で、なにも起こらないワケでもなく、ムーミントロールやスノークのお嬢さん、スニフたちが、子供なりに、仲間と協力しながら、大人たちのサポートを受けて大団円を迎えます。特に、スナフキンが去った後に、彼への思いを胸に、前へ、前へと進んでいくムーミントロールの姿勢が印象に残りました。 古典童話の要素を備えながらも、作家が生きた戦中戦後の困難を背景に、たくましく冒険の世界に遊ぶムーミン谷の仲間たちが楽しい物語です。
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