DVDレンタルやネット配信等の普及により、 実は連戦連敗だったゾフィーの映像が広く知られることとなり、 半ばネタキャラとしてのゾフィーが定着してしまった感もある、近年です。
しかし、昭和のウルトラ少年にとって、 ゾフィーはこの上なくカッコイイ存在ではなかったでしょうか。 シリーズを持たず、謎のベールに包まれたような存在感。 ピンチには颯爽と現れて、兄弟を助けてくれる。 ゾフィーは、存在そのものが“ワクワク”の塊だったのです。
その、実は幻だった“ワクワク”がここにあります。 タロウの窮地に幾度も現れて、セミレギュラーのような大活躍。 内山先生のしなやかなデッサン力も冴えわたり、 一コマ一コマのゾフィーが、実に力強くカッコイイ。 バードン戦など、こちらのストーリーで映像化してほしかったくらいです。
内山先生がゾフィーに対する愛を語るインタビューも、楽しく興味深い。
ゾフィーファン必読の一冊です。
最終話あたりでの阿修羅の言った想像から来る不安と恐怖と言う内容は正論といえ、的をとらえていると思う。結構考えさせられる部分もありました 最後のマカの一撃には波長か何か含まれていたのでしょうか?あの倒し方には何か納得できない所はありますが最後に見せた阿修羅の笑顔が自分的には凄く印象に残りました。
内山まもるの描くウルトラマンはどこか女性的(オカマチックとかいう意味ではない)なところがあると、
感じていましたが前刊の「帰ってきたウルトラマン」作者インタビューにも同様な発言があってやはり、と
長年の思いが満たされたところがありました。
「ウルトラマンエース」の最大の特色は男女合体変身。まさに女性的なウルトラマンを活かす最大のポイント
ですが、残念ながらテレビの路線変更によってこの最大の特色が破棄されてしまいます。テレビシリーズでも
何の伏線も前触れも無く行われた南夕子降板は、月刊誌連載だった漫画版のペースでは対応ができず?いきなり
北斗の単独変身になっています。でも「ウルトラ6番目の弟」なるダン少年の登場エピソードは描かれていて
そんなところにも当時の状況が伺えて興味深いです。個人的にはリアルタイムで観ていた頃は確かに南夕子の
存在はどうでもいいと感じていましたが、そのあとに登場した「ウルトラ6番目の弟」の子役は実にイヤな餓鬼
で「ウルトラマンエース」を見るのが嫌になってしまったことを覚えています。その後歳月を経て南夕子登場編
に関しては「時代に先んじていた」「こちらも見る目がなかった」と自身でも再評価するところが出てきましたが、
「ウルトラ6番目の弟」篇に関しては全く印象は変わっていません。
ちょっと漫画版の評価からは逸脱してしまいましたがこのようなテレビシリーズの評価とは別に、内山版では
「ウルトラ6番目の弟」もテレビとは違ってイヤな餓鬼ではなく親しみやすい少年です。内山まもるも連載2年
目でだんだんとコミカライズのコツも掴み脂がのってきた時期の作品です。これから「タロウ」「レオ」といい
意味でテレビシリーズとは別の魅力を持った「内山まもるのウルトラシリーズ」が展開されてきます。
Webで公開中のアニラジ・SOULEATER RADIO死武専共鳴放送局のDJCD版。 マカsideよりマカ役の小見川千明さん、ソウルsideよりソウル役の内山昂輝さんとキッド役の宮野真守さんがパーソナリティーになったDJCDのための録りおろしラジオです。
相変らず視覚的なラジオでした(笑) 音声だけでは不十分な部分は想像力でカバーしてください。
聞きどころは内山くんによる千明ちゃんのものまね&それに対する千明ちゃんの反応と、3人の飲食シーンです(笑)
ちなみに千明ちゃんは普段の方がアニメ声で、天然系な不思議ちゃんっぽい人ですよ。
コミック自体は当然名作傑作ですので問題なし。
往時の出版物から起こしたもの(=元原稿からではない)のわりには、とても綺麗で読みやすいです。
内山まもる作画のアンドロメロスを拝めただけでも幸せです。
問題は付属のゾフィーフィギュア。
いらねえよ…
当時の雰囲気台無しです。
なぜブルマァクの復刻アイテムにしないのでしょうか?それで単価が3000円上がっても全然苦じゃありません。
70(〜80)年代内山まもるウルトラの世界観に、中国製の塩ビフルカラーフィギュアは全く合致しません。
もう一回ぐらい同様の企画があってもいいと思います。コンビニ流通の復刻本も再編纂して正式に出すべきです。
その時は間違ってもガシャポン食玩的なものをくっつけてはいけない。
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