Jon Lord - Bouree (Live).flv BESARION ZAKARIADZE 2012 WELI ジョン・ロードモバイル

Jon Lord - Bouree (Live).flv BESARION ZAKARIADZE 2012 WELI

タバコ・ロード [DVD]

ジョン・フォードが１９４１年に映画化したコールドウェルの原作の、物語で、恐慌以降のタバコロードに住んでいた極貧の農民一家を面白おかしく描いています。
もう、人間食べるものがなくなってしまうと、ほとんど動物的本能の世界で地べたを這いまわる、といった感じです。
生のカブをガリガリかじるシーンがあるのですが、夏カブだ、いや冬カブだ、と論議がありますが、味が違うのかなー、と、生でかじって比べてみたくなってしまうほどです。

一応、主人公が地代を払わないと立ち退かなければならなくなり、金策を考えるも、うまくいかず・・・というストーリーがあります。

主人公は、ここまで追い詰められるとさもありなん、と思いますが、神様を信じていて、自分は罪深い、とか、神様が自分に試練を与えている、とか、思い、
もし、助けてくれるおつもりなら、早くしないと間に合いません、とか、神様に話しかけたりします。

近所に住んでるベシーは、いつも大きな声でたくさんの讃美歌を歌い、結婚してからは、若い夫ときれいにハモったりします！

しかし、この主人公は結局怠け者です。そしていい加減な人です。もっと、原始時代くらいに生きていたら、ちょうどよかったのかもしれません。
彼らの娘のパールと結婚したラブという男も、全く粗野です。

もっと、一生懸命働いて、暮らしを立てようとした子供たちは、みんな出て行ったようです。精進しない親と息子と、頭の弱い娘だけが、残っているようです。

この話は、驚愕で面白おかしいながらも、必死に努力しない、自分の非に気づくことのできない人たちは、どういうことになるか、というこの世の真理をくっきり描いています。
たぶん、死ぬまで気づけない、気づいていても直せない、と思うので、救いようがなく、後味悪いのです。
原作者のコールドウェルやジョン・フォードは、これを、愛すべき人たち、ということで、描いたんでしょうね・・・原作は読んでみないといけない、と思いますが。
私は自分が怠け者になりたくないので、これじゃいけない、と反面教師にしたいと思います。

以上のようにつくづく思わされるほど、演技者、犬まで、脚本も監督さんもすべて、超一流の出来栄えである、と思います。

Before I Forget

２０１２年７月１６日偉大なるミュージシャン：ジョンロード氏が亡くなりました、残念でなりません。地方紙にも（小さいながらも）取り上げられていましたから、全世界に一斉に訃報が届けられたのでしょう・・・哀悼の意を表します。１９８２年リリースのソロ４作目・・・アナログを持たれている方は、本当にジョンロードを愛している方だと思います。私所有のものは、東芝ＥＭＩ９３年「ＳＵＰＥＲＭＡＳＴＥＲＳ」というシリーズでＣＤ化されたものです・・・いまとなれば、ボーナストラックの入った輸入盤（リイシュー）も買っておけば良かったと後悔してます。内容はボーカル入り４曲・インスト４曲という構成で、親しいミュージシャンと楽しみながら制作した印象です・・・ＨＲは当然の事ながら、期待してはいけません。コージーパウエル（Ｄｒ）・サイモンフィリップス（Ｄｒ）・サイモンカーク（Ｄｒ）・ニールマーレイ（Ｂ）・ボズバレル（Ｂ）・ミックラルフス（Ｇ）・バーニーマースデン（Ｇ／Ｖｏ）・トニーアシュトン（Ｖｏ）・ヴィッキーブラウン（Ｖｏ）・サムブラウン（ＢａｃｋＶｏ）という、なかなか今となっては凄いメンバー・・・個人的には、ファンキーな３曲目バッドカンパニーセッション「ハリウッドロックンロール」が最高です。このメンツ（Ｖｏトニー）で、アルバムを制作して欲しかったよなあ！※この輸入盤には、ボーナストラックが３曲ついています・・・ジョンロードが好きな方は、是非お早めに！

ロード・オブ・ザ・リング (字幕版) [VHS]

原作が超長篇の為、今回は全体の３分の１のストーリー。近代のファンタジー小説（内容自体は近代ではないが）の原点、これこそが正統派と言える作品。原作が発表されたのは既に３０年も前になるはずだが、あまりにも壮大すぎる世界観の映像化は不可能とさえ言われて来た。しかしＣＧ技術が進んだ現在、満を持して晴れて映画化の運びとなったのは喜ばしい。原作ファンの期待を裏切らない美しい映像は、どの１シーンをとっても絵になり、また映画史上においても、ファンタジーを現実以上にリアルに描いて見せた功績は大きい。観客は、あるシーンに魅せられ、もっと眺めていたいと思いながら、また新たなシーンに魅せられる。物語の要となる『一つの指輪』をめぐる登場人物達の葛藤に共感し、反発し、息もつかせない見所の連続に心踊らせ、いつしか観客自身も旅の仲間となる。難を言えば「この映画がここまで素晴らしく出来上がったのは原作が良いから」という言い方もできなくはないのだが、逆に、今回は３部作の予定とはいえ、原作に忠実でありながら映画としての時間制限の中で、一つの作品として成り立つ脚本が作られたということにこそ、喝采を送りたい。また、それぞれの役に合ったキャスティングはもう言うまでもないが、スタッフが一つ一つ手作りした小道具やセット、メイク等の細かい気配りと情熱があってのＣＧ合成であり、ＣＧのみが突出している訳ではないことを付け加えておきたい。この映画をこれから観ようという人は、原作を読んでいるならどう映像化されたかを確かめる、というより、まさに中つ国に旅するがごとくの楽しみがあり、原作を読んでいないとしても、指輪物語の世界の入り口に立ち、後で映画に含まれない部分を含めて原作に触れる楽しみがある。

ザ・ロード [DVD]

世紀末サバイバルアクションを期待した方は肩透かしを食らってしかたないと思うが
そうでない方の低評価の意見が的外れじゃないかと思いカキコしました。
ネタバレを含みますので未見の方は読まなくて結構です。

最後に善人出てきてENDがタイミングよすぎるという意見をよく聞くが
父親が亡くなった後で、息子の前に現れた家族？は２人の後をずっと追っていたと告白したじゃないですか？そのセリフで、

1.父親の実家で息子が見た男の子はこの家族の子供
2.地下シェルターで感じた犬の気配もこの家族のペット

そのことから、餓えても人を襲わない2人と接触したいと思っていた善き家族であるが、父親の他者に対する疑心暗鬼のために声をかけられずにいたという事が分かる。
父親は息子に他人を信用することを説きながら実際は絶えず他人に襲われることを想定するという二律背反を生きようになってしまっていた。
しかし純粋な息子は父の教えを守り、無償で食料を施したりする善き人となった。
だからこそ父が倒れた後にすぐに善き人家族の父？が危険を顧みず接触してきたのだろう。
この瞬間、ヴィゴ・モーテンセン演じる父親の未曾有の災害後の息子との苦難の旅(ザ・ロード)は無駄では無かった事となり報われるのだ。