さすがに8台もの3Dカメラを駆使しただけあって、3D感としての迫力は他のソフトの比ではない。 ただ、映画館で観た時とまったく同じかというと、そうでもない。 画面の中ではキャラクター同士の距離感などはハッキリしていて見事だか、身体の厚みとか廊下や室内といった空間の距離感までは再現しきれていない。 また、画面の外に飛び出して見えるシーンで、ロシュフォール(マッツ・ミケルセン)の剣がダルタニアン(ローガン・ラーマン)の目の前に迫って来るところは、観客の目線で撮影されていて、映画館では思わず目を背けそうになったけれど、3Dブルーレイでは剣がボヤケ気味で迫力不足なのが何とも残念。 (体感としては、画面から自分の目の前までの半分くらいの距離感。) 私のようにこの作品を映画館で3Dで観た人は、比較するとちょっとガッカリするのでは? 「三銃士」の時代にレオナルド・ダ・ヴィンチの飛行船が登場する奇想天外な一大スペクタクル作品であり、捻りと洒落の利いた一級エンターテインメント作品だとは思うけど。 ミラ・ジョヴォヴィッチとオーランド・ブルームの悪役振りも期待通り。 楽しそうに(!?)、ミレディとバッキンガム公を演じている。
本作品はキリスト教とイスラム教の両宗教の聖地エルサレムにおいて、短い期間ながらも全ての宗教にエルサレムを解放した賢王ボードゥワン4世の時代と終焉を描いた壮大な歴史ドラマです。
どの教科書にもほとんど出てこない史実を、本作品では2時間かけて男女の愛憎を絡ませながら生き生きと再現しています。
ボードゥワン4世亡きあと圧倒的兵力差を前にエルサレムをイスラム軍に明け渡す全権指揮官を務めた主人公バリアンを演じるオーランド・ブルームは、本作品でその人気と実力を不動のものにしますが、それ以外にも競演する王女シビル役エバ・グリーンや父親ゴッドフリー役リーアム・ニースンの確かな演技がドラマにリアリティを持たせ血の通った人間ドラマに仕上げています。
またこの史劇で重要な役割を担うのがイスラム勢力の主導者サラディンの存在ですが、劇中での台詞「エルサレム自体には何の価値もない、しかしイスラム教徒にとっては“全て”なのだ」という言葉には、現代のパレスチナ紛争を解決するための重要な鍵が隠されているように思えてなりません。
映画の終盤には十字軍参戦に向かう英国獅子心王リチャード1世がバリアンを訪ねるシーンがありますが、共存への平和的努力ではなく武力制圧を望む「時の権力者」に背を向ける主人公の心情がよく解り、大変印象深いシーンのひとつでした。
この本はOrlando Bloomファンの方必見です!! 英語が苦手な方は少し大変だと思いますが、そんなに厚くもないし、Orlandoの写真も載っているので、かなり楽しめます!! それに、これを読めば、Orlandoのことを全然知らなかった人も、彼の性格や経歴もわかると思いますv 値段もお手ごろだし、サイズもあまり大きくないので、いろいろな場所に持っていけると思いますv
地元オーストラリアとイギリス人を起用した凝った配役となっており、次代のスターたちが懸命に生き抜こうとする若者たちを好演しています。ナオミ・ワッツとヒース・レジャーは本作でのきっかけが縁となり後に結婚していますし、作品と現実の恋愛模様が人間関係に真実味を与え、共感できます。時代背景もしっかり描かれており実在の人物ネッドの生きた頃に思いを馳せることができるでしょう。
三銃士は過去に何作も映像化されている作品。今回は空中戦艦など奇想天外な要素が多いが、それよりも悪役である オーランド・ブルームとミラ・ジョヴォヴィッチのあくが強すぎて、この二人の映画となってしまっている感が否めない。 まあミラ・ジョヴォヴィッチのご主人が監督なので仕方ない。悪女を中心に据えたエマニュエル・ベアール演じる映画もあるが そちらはホラー系でありこちらは、ポップコーン映画。三銃士といえばオリヴァー・リード、リチャード・チェンバレンなどが出演した映画が代表作であり、その外伝的なものがソフイマルソー主演のダルタニアンの娘が女銃士 近年ならば24時間の キーファー・サザーランドがアトスを演じるディズニー映画など様々である。 今回は三銃士とダルタニアンの役者のネームバリューがオーランド・ブルームとミラ・ジョヴォヴィッチに負けてしまっている。ダルタニアンのはハリウッドの若手NO1くらいの俳優をもってきてほしかった。 それなりには楽しめる作品ではないか。この作品は、王道的な作りがあってこそなので、今回は異端的な作品である。
|