この作品は、もともとは、96年にサターン互換のST-V基盤で製作された作品です。 横画面縦スクロールのシューティングなのですが、それは、家庭用移植に親和性が高い反面、ゲームバランスを保つのは難しい仕様です。 この作品では、画面上に網を広げて中にかかった敵を追尾レーザーで破壊する「WEB」という攻撃方法をもつことによりゲームバランスが保たれています。 その際の見た目が『レイフォース』シリーズに似ていたことにより亜流呼ばわりされることもありますが、レイフォースが対象物に自分からロックオンしていくのに対し、この作品は、敵が引っかかってくるようにWEBを展開するという別の戦略と楽しさがあります。 プレステ版には、ゲームバランスを崩壊させたものの破壊の爽快!感がある新機体や、(蛇足の感はあるものの)追加された最終ステージなど、おまけ要素もあります。 WEBでロックオンして高倍率での破壊…1面で300万点を超えることができるようになったころには、蒼穹の更なる楽しさにハマり、しばらく抜けられないことでしょう。 今回の廉価版の再販、この値段なら絶対におすすめです。
同名の業務用縦スクロールシューティングゲームの移植作品です。業務用がセガサターン互換基板で製作されているためか、ゲームそのものは完全移植。さらにプラスアルファの要素もあり非常に素晴らしい出来と言えると思います。
設定上の特徴は、ストーリーが戦争や地球侵略といったものではなく、日本の企業間の争いなどの現在の自分たちにややなじみのあることを発端にした争いを背景にしたものであることです。ゲーム中は設定をそれほど意識することはありませんが、オープニングやボス登場時に明朝体の漢字で情報が表示され、独特の雰囲気を醸し出しています。
ゲームシステムでは、ショットとボムの他にもうひとつ、奥行きを含む一定範囲にワイヤフレームを展開し、その中に入った敵をロックオンして攻撃するウェブと呼ばれる武器があります。これは多数の敵機を同時に攻撃が出来るため非常に爽快感があります。また、たくさんの敵を同時にロックオンするほど点数が上がるので、スコアを高めるためには重要な要素です。
自機は3種類あり、それぞれに基本性能およびウェブの性能が異なります。またウェブの形状も広範囲型と集中型の2種類を装備していますので、いろいろな遊び方が出来ます。難易度は低くはないですが、その独特な世界観やビジュアルの美しさ、ゲーム性の高さからシューティング好きの方にはかなりオススメ出来る作品です。
人物・説明的な台詞を一切排除した超・硬派な2Dアーケードシューティングゲームの移植作。 タイトルにある「黄武」はコンシューマーオリジナルの機体だそうです。 どちらかといえばストーリーチックなシューティングが好きな私ですが、このソフトはシューティングのゲーム性に重きをおいているにも関わらず、目一杯楽しめました。 ホーミング攻撃で得点倍増をひたすら楽しみたいシューティング求道者にオススメ。
友人がプレイしているのを側で見て、音楽がカッコいいなあと思った。 作曲者は誰? と調べたのが、崎元氏の音楽との出会いだった。 プレミア付きで手が出なかったサントラ、再販してくれてありがとうBasiscape。 シューティングゲームに縁の無い人でも、カッコいい音楽が好きなら買って損はないです。
トラック紹介が無いようなので記載しておきます。
DJ SIDE
1.That's RALLY-X(NEW RALLY-X REMIX) / 大久保博
2.BLUE -地球に棲む日- / BETTA FLASH(TAMAYO/Cyua)
3.Dragon Spirit -First groover- / 細江慎治
4.Turnover Horizon / 岩田匡治
5.衛星軌道上 -CD Extra Mix- / 崎元仁
6.千弾萬來 / 並木学
7.Saffron'97 / Tanaka Hirokazu Extra
LIVE SIDE
8.THE PHOENIXION / 伊藤賢治
9.すばらしき新世界 初期インストバージョン / 古代裕三
10.Star Soldier 〜 Hector(Organic Mix) / 松前公高
11.きみはホエホエむすめ EXTRAバージョンSE入り / momo-i(桃井はるこ)
12.3975 / 古川もとあき
13.Out of Nowhere / 日比野則彦
14.AFTER BURNER LIVE at 2004 JAMMA SHOW / H.
ZUNTATAのTAMAYOさん(現在はBETTA FLASH)狙いで購入しましたが
他の方たちの楽曲も素晴らしいもので私としては大満足しています。
ただ欲を言えば1人1曲ではなくCD3枚組ぐらいでもっと色々入れて欲しかった
という欲求不満が残る良い意味で「後味の悪いCD」だと思います。
できれば7月7日のライブアルバムも出して欲しいですね。
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