すごくメッセージ性の高い物語を書く人だと思います。
人間が無意識で作ってしまう格差 格差というほど大げさなものではないかもしれないけれど、人をバカにするという行為 見下した人間、あなたがバカにした人間はあなたが思うほどバカでもないし下でもない、その人にとっては普通のことであなたとなんら変わりはないのだ と言ってるように私は思いました。 あくまでも私個人の感想なのですが・・・。
理屈っぽいとか色々言われているみたいですけど簡単に表現できないことを言葉で表すことができるのはすごいことだと思います。 この先も楽しみです。
まとまりのない文章で申し訳ありません。
大好きだけれど、こんな自分の元凶であり、絶対的存在の母。女同士の友情の残酷さ。読み進んでいくうちに、登場する人たちの本音、駆け引き、愛情、友情なんかが、どんどん心に沁みてきました。最後のところで、いい年したおばさんが思わず泣いてしまった。
主人公の打算的な見方がしつこいくらい文章にあったけれど、ぼんやりしているようなキーパーソンになる親友も彼女の打算を実は知っている所がリアル。
女友達の関係性についての主人公の見解にイライラしたけれど確かにあるかもしれない。
とにかく後半の犯人の語りから面白くなり、題名の理由をしって不覚にも泣いてしまった。
それは犯人の母子関係がリアルだと感じれたから。主人公と犯人両方の母子関係に深く共感してしまった。
久しぶりに良い本読んだと思った。
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