アカデミー賞を受賞するような作品でこれ程面白い作品は観たことがない。イギリス古典文学が原作だがトニーリチャードスンの斬新な手腕と演技陣の素晴らしい演技でこの作品は今でも光り輝く。 若き日のアルバート・フィニーはビックリするほどハンサムだったんですね。最近の渋い(エリン・ブロコビッチでの飄々とした上司役)姿しか知らなかったので、とても嬉しい発見です。 とてもお下品でとてもチャーミングなかわいい作品。大人のコメディだなぁって思います。 お薦めです。
1曲目のキラーチューンぶりに度肝を抜かれるが、全体的にはだらだら聴けてしまう退屈さ(曲は良いがメリハリに欠けるというか)があるのも事実だと思う。どちらかと言えばスルメタイプの作品だろう。 そして個人的には言われるほどレディオヘッドから遠のいているとは思わなかった。Hail To The Thief辺りに近いと言えるのでは。でも決定的に違うのは、あっちは全ての音が同じ方向に向かっていた印象だったのに対して、こっちではエレクトロニクスの音それぞれが別の人格を持ってひしめき合っている感じがしたことだ。特に最後のCymbal Rushはその一つ一つが心に訴えかけてくるようで素晴らしい。レディオヘッドファンならずとも必聴だ。
確かに一番豪華な内容だと思います!
一番良かったのはマドンナのミュージックビデオでしたね。確かLOGANが作ったものでしたね。
率直にかっこいいミュージック・ビデオです!
これだけでも見る価値ありますね。
あと、27ではジョナサン・グレイザーが撮ったCMが入ってるらしいです。
仲良くけんかしな!じゃありませんが、それ相応の化学反応を期待した。
実際、レッチリっぽいギターのカッティングから始まるオープニング チューンでその期待は大きく膨らみ、2曲目以降ですぐに平常運転に戻った。(笑)
ぶっちゃけ”トムのソロに強力なベーシストが加わった”以上のモノには 仕上がっていない。
電子音にうねるベースは心地良いし、楽曲のデキも粒揃いではある。 が、グループとしてプッシュされる作品としては目新しさもなく物足りない。
とはいえ過剰な期待さえしていなければ☆4つはあげられたかも。
名実ともに現在世界最高のバンドの一つであるレディオヘッドのフロントマン、トム・ヨークの初のソロアルバム。
まず、純粋に音楽を評価するとしたなら、文句無く傑作である。
しかし、これがバンド名義ではなくソロ名義でリリースする必然性があるのかというと、それは少し疑問だ。独特の「宅録臭」を感じなくもないが。
簡潔にサウンドを説明するとしたら、『KID A』や『AMNESIAC』と同じように、エレクトロニカ色が非常に強く、『OK COMPUTER』こそレディオヘッドの最高峰と考える方には不向きかもしれない。
現時点での最新作である『Hail to the Thief』では再びバンド・サウンドに回帰した印象のレディオヘッドだが、この『THE ERASER』ではもうひとつの「ポスト『KID A』、『AMNESIAC』」の情景を描き出しているように思う。
聴く者を突き放す冷たいエッジに満ちた『KID A』に比べ、この作品にはある種人間的な淋しさと優しさが入り混じっている。
とにかく『KID A』、『AMNESIAC』の世界観が好きな人にとっては買って絶対に損は無い作品であることは保障する。
だが、これにいつもレディオヘッドを聴き終えたあとに感じる、クタクタになるほどの完璧な満腹感を期待するべきではないだろう。
この作品は、トム・ヨークによる「極上の息抜き」であり、世界中の音楽ファンを魅了してやまない、レディオヘッドという怪物バンドの「次」への最高の「つなぎ」として考えるべきではないか。
もう一度言うが、これは間違いなく傑作である。
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