日本人の主人公はニューヨークで空手(&ジュードー)道場を始めるが全く流行らず毎日皿洗いの生活。
そんな主人公に見合ったレベルの人間達が交錯して織り成す人情活劇。よって事件レベルもその程度。でも、泣ける、笑える。
なお、登場人物に○○がないので説明が大変。「演技が自然」でその事に気が付かなかった。
出てきた時の大友の特質が良く出ており、'70年代の気分が感じられ、「ショートピース」と共に大傑作「童夢」に至る大友の原点と言える傑作短編集。退屈な日常に、限定された人間たちの個人的な事件が起きたり、起きなかったり。妙にリアルで白い画で描かれた汗、子供の体型、奥さんの身体など、現実のカッコ悪さ、情けなさ、むさくるしさと共に、その時の気分が感じられる。しかしそれぞれの読後感は、ただ暑さを感じたり、閉塞感あるいは爽快感を感じたりと、様々。また、「星霜」「さよならのおみやげ」など語るストーリーを持つ老人が主人公のものは、素晴らしい短編小説を読んだ後の満足感が残る。個人的には表題作の「ハイウェイスター」が好きですが、どの話もおもしろく、特に老人が素晴らしい。他の誰でもない大友の傑作揃いです。読めるうちに読むべし。
早速額に入れて、リビングの大友克洋コーナーへ掲示したところです。大変満足しております。
古い映画ですがその古さがいいですね。今のマンガやアニメはちょっと詩的なセリフや心理描写が多くて、見てると疲れてきてしまうんですがこの映画はいい意味で力を抜いて見れます。登場キャラクターが一般人の寄せ集めなので、超人的な能力を発揮して一気に問題解決ということもありませんし。(一部スーパーなおじいちゃんがいますが、それはそれでギャグ要素なので。根本的な解決にはあまり関係していませんし。)この様なドタバタの感じを、今のアニメ技術で作って見てみても面白いかもしれません。
何も考えなくても面白く見れる感じの映画ですが、深く考えてもなかなか意味深な内容でもあります。
将来介護ロボットが出てきたら、自分もあのように介護されてしまうんだろうか。
20年近く前から続く天才的な絵を眺めるだけの日々からようやく解放されました。
訳出ありがとう!
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