昨今、ネットで調べれば本書に掲載されている「先進諸国の実質賃金変動率」や「主要国の輸出・輸入依存度」などの情報は簡単に得られるだろが、そういった情報をどう分析するかは専門家でも難しい。
著者はそれらの情報を的確に分析し、世界情勢を解説している。日本のマスコミにはそういう能力がないので、「韓国企業サムソンの躍進を手本にせよ」などと間違ったメッセージを発信していることが、本書を読んでよくわかった。
97年のアジア通貨危機とその後のIMF管理により完全に「アメリカ型資本主義」にモデルチェンジさせられてしまった韓国経済は、「富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が浸透する」という「トリクルダウン理論」により、サムスンの電子会長の配当金は66億円、その反面従業員の賃金は年間3%減少していく。これが健全な資本主義で日本が見習わなければならないものとは到底思えない。
グローバルスタンダードを守ると、製品の品質はどこの国で作っても同じとなり、企業は価格で競争せざるを得ず人件費の抑制で賃金は上昇しない。結局、グローバル化は日本に利益をもたらしていないことがわかる。
「資本主義とは何なのか」「企業とは何なのか」に重点をおいた本書の理論展開の中で、「そもそも企業というのは「国民経済」に貢献し、国民の生活水準を豊にするためにこそ存在している」という著者の言葉は説得力がある。第2章の国家のキャッシュフローに関する解説は特に素晴らしい。
最近テレビゲームばかりしている子供たちを見ていて、小学2年生の長女と幼稚園の次女と一緒にアナログで遊ぼうと色々物色中にこの「ハゲタカのえじき」に行き当たりました。 日本語版は参加人数も6人までできていいのですが、デザイン的にこちらの方が好きだったのでこちらにしました。 私と妻も混ざって、家族4人でやってますが大正解でした。 やってみたら分かりますが「あいこ」の要素がミソです。 1日に10回くらいやってますが、「運」の部分もあるのでやってて飽きません。 子供たちと理屈抜きでワイワイと楽しむなら、とても良いゲームだと思いました。 これに味をしめて、「ごきぶりポーカー」などアナログゲームにハマって行きそうな感じです・・・・。
旅行に持って行き、5人でやったところとても盛り上がりました。ルールは単純で、ルールを読んだだけではこんなに盛り上がるゲームだとは予想できませんでした。毎回どのカードを出すべきか悩みますし、出したカードを全員で一斉に表にしたときの盛り上がりは最高です。一家に一つあって損はないゲームです。
最初にNHKで観た時から、DVD化したら、絶対に買おうと思っておりました。
白洲次郎の生き方、行動もさることながら、主演の伊勢谷友介の存在感が良いです。
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