ゲームの真・女神転生をやっていたので、どんなアニメかなと思って購入してみました。
さすがにゲームの世界観をアニメの時間内に収めるのは無理ですがそれなりに楽しめましたけど、昔みた「魔界都市
新宿」の方が上かな。
それにもうちょっとメガテンキャラ(強力なやつ)が欲しかったです。
ジャックフロストの
スクリーンセーバーがとにかく可愛いです!
カレンダーは2003年までしか入っていないのですが、メインの悪魔図鑑と
スクリーンセーバーで満足です。
悪魔図鑑は淡々と悪魔と説明が掲載されているのではなく、演出があったりBGMがあったり凝ってます。(もちろんそれらの機能は消せます)
五十音順や国別に探すことができて便利ですが、収録数はあまり多くないかもしれません。
“壱”という位だから一応続刊の予定だと思うんですが…。
待ちに待った待望のメガテン4のCD!!
内容には大満足です。
3DSの聞きにくいスピーカの音もCDになるとよく聞こえ、「この曲こんなに深みのある曲だったのか・・」という曲が多いです。
中でもこれを聞いて初めて分かったのが、クラブミルトンの曲が過去の作品のあの曲のアレンジだったということ。
3DSの曲では分からんよな・・。
他にも過去の作品で使われた曲のアレンジなども入っていて懐かしい曲も多かったです。
付属のブックレットには曲ごとに製作者のコメントが書かれていて、その曲の注目ポイントなど分かります。
一番いいなと思ってた、爆炎の世界の曲とト
レーニングバトルの曲、チャレンジクエスト中の曲が入ってて嬉しいです。
ただ、不満を何点かあげると、
ハンタートーナメントの時に流れた曲が入ってなかった(過去の作品のアレンジ曲だとは思うのだが・・)。
別に音だけで音楽になってない曲は必要なかったんじゃないかな。
CDのケースがDVDのケースくらいの大きさがあり、他のCDと同じ棚に置けない。
ケースの中がCDが部分的に重なる形で入っており、上のCDを取らないと下のCDが取れないなど少々入れ物に不満です。
まぁ、これはデザインの形でこうなったんでしょうし、内容は満足なので、不満点差し引いても大満足です。
多くの方がおっしゃるように、 ゲームとしての評価は★4、
『女神転生』のナンバリング
タイトルとしては★3かな、と思います。
普通にRPGを探している方には遊べる良作です。
以下、超個人的感想です
・女神転生SJでの『3DダンジョンRPGと2画面の親和性』に感動すらおぼえたので、
3DSでの発売は寧ろ歓迎していたのですが…シンボルエンカウントとは…下画面見るヒマなし。
マップも簡素すぎて…無双に毛が生えた程度です。
SJでは、下画面でマップを見ながら、落とし穴や毒に突っ込みつつ踏破100%を目指すのが地味に楽しかったのですが…
これでは、3DSでの発売は単にコスト削減の為か?と穿った見方をされても仕方がないと思います。
2画面の意義が全くありません。SJの発売は4の試金石だと思っていたのですが・・・
・ソウルハッカーズやペルソナ2での『金子デザイン、副島原画』は正直
アリだと思っていたのですが
(副島さんの金子絵→一般ウケコンバーターの才能はスゴい(笑))、
土居さんデザインは…大変失礼ですが、『劣化版金子一馬』の域を出ていないような…
カドゥケウスでのデザインは素敵だったので、『女神転生』という
タイトルに、金子さんを意識しすぎてしまっているのかも…
じゃあ金子さんのままでよかったのでは?と感じてしまいます。
土居さんを起用するならば、ペルソナ3での副島さん位に自分のカラーでデザインしてもらっても良かったのでは、と思います。
・日頃特撮番組も拝見してまして、1週で死ぬ敵にこんな凝ったデザインすげーなと、デザイナー諸兄に尊敬のまなざしを向けておりましたが…
明らかな土俵違い。ここに連れて来られてしまった事を、メガテン好きとしても、特撮好きとしても残念に思います。
・全体的に、ゲームバランスにしても、ストーリーにしても、セリフにしても…『こうすればメガテンぽくなるかな?』的に手さぐりで作った感が拭えません。
女神転生シリーズの記号、『難易度が高い』『ダークな設定』『ウイットに富んだ悪魔会話』などになぞってゲームを作ろうとがんばってはいるものの、
すべてに於いて『何かが違う』と感じてしまいます。
『女神転生=難易度が高い=敵の攻撃力が高い』ではありません。序盤の難易度はただのクソゲー、運ゲーです。
『これをやっちゃうとメガテンぽくなくなってしまう』をわかっていない人達が作ってしまった、
まとまってはいるものの、とんがった所の無い退屈な女神転生という印象です。
そういった面では、鈴木さんが去り、岡田さんが去った後も、女神転生が女神転生であり続けられたのは、悪魔デザインのみならず金子さんの力が大きかったのかなあ・・・
と思います。今回、金子さんは制作に直接参加していないようですし・・・
特にゲームバランスの調整不足と残念なDLCは、これまでどこか職人気質でファンを勝ち得てきたアトラスブランドの根幹を揺るがす部分で、親会社の倒産も相まって
先行きが不安になってしまいます・・・がんばってアトラス!!
ただ、人物の立ち絵のドット絵は限りなくメガテンぽかったです。そこには感動しました。
システム・UI周りは良く出来ていると思うので(エンカウント・大マップ除く)、とんがりすぎの『偽典・女神転生』をこの
スタッフで作り直したら丁度良くなるかもです。