テレビサスペンスで放送されたため、古谷の金田一シリーズは格下の作品のように思われているが実は映画石坂浩二版金田一より完成度が高い。ちゃんと推理物としての整合性があるし金田一は事件解決に大活躍する。制作時間や費用の関係から詰めの甘さは散見されるもののテレビシリーズとは思えない力の入れ様だ。マイナーな作品が映像化されているのも嬉しい。
傷痍軍人さん、
木造の駅舎、蒸気機関車など古い日本を思い出す映像も僕には懐かしい。この時代の作品は僕ら世代の人間の懐古趣味目的にしか販売されていないのだろうが今の若い世代の人にこそ見てもらいたい。
橋を走る汽車から突き落とされて生きてるのは有り得ない。明智小五郎の見過ぎでしょう?
学生紛争の後に
京都にアカでもなく宗教色のない大学が必要だから、といって大学を作った話
やはり学長になる老天文学者の傍若無人っぷりが圧巻である
また今までさんざん批判してきたのに開学に成功しそうになったらすり寄る人間もいたり
そもそも苦難に満ちた手続きと周到な根回しがあって大学というのは成功するのであって
簡単に作れるようになったかといってじゃあその大学が長持ちするかというと
その安易さが祟って少子化でgdgdな末路を迎えてしまうのである
モデル云々はもはやいうまでもないのだが、虚構大学でググると面白いことにw
風采の上がらない男から2百万円で買い取ってくれと言われ羽振りのよかった主人公はそれを買い取る。
だがその1枚の罫線が、ひとりの株屋の運命を狂わせる…。
「こ、これは!………この不景気に、この罫線が大
相場の到来を予言している。間違いないんや!」
しかし
相場はピクとも動かなかった。そして、万策尽きて駒田の経営する弱小証券が廃業記者会見を行っているその時に、
「陰極まった
相場は意外な出来事を呼ぶ」………。印象的なラストシーンで終わります。
印象的なラストシーンは圧巻!著者の作品でベスト3に入る力作
兜町は私の職場のある場所です。現在では株取引の多くがインターネット等による売買となり、証券取引所にも「場立」が無くなり、以前テレビで見ていたように株が急騰したとき、証券マンがひしめきあうように手サインで株を売買する姿が無くなったため、本書に載っているような兜町の活気はありません。本書は昭和30年代の岩戸景気を背景とした株人気に生きた一人の
相場士を描いています。現在もそうですが当時は株の配当よりもキャピタルゲインを重視していたので、投資家達も
相場士の動向に注目していたし、中小の地場証券が多くあったため、それらの証券会社が
相場のスターを求めていたという背景がよく分かります。古き良き兜町に生きた一人の
相場士のがむしゃらな生き様にすごく共感できました。
テレビサスペンスで放送されたため、古谷の金田一シリーズは格下の作品のように思われているが実は映画石坂浩二版金田一より完成度が高い。ちゃんと推理物としての整合性があるし金田一は事件解決に大活躍する。制作時間や費用の関係から詰めの甘さは散見されるもののテレビシリーズとは思えない力の入れ様だ。マイナーな作品が映像化されているのも嬉しい。
傷痍軍人さん、
木造の駅舎、蒸気機関車など古い日本を思い出す映像も僕には懐かしい。この時代の作品は僕ら世代の人間の懐古趣味目的にしか販売されていないのだろうが今の若い世代の人にこそ見てもらいたい。
橋を走る汽車から突き落とされて生きてるのは有り得ない。明智小五郎の見過ぎでしょう?