UMAもいる幻想郷、欲に任せて封印解除、東方心綺楼余談、東方輝針城余談
本居小鈴が巻き込まれる、人間の里での
妖怪騒動の数々。その中には、既に終わった事件の余波なんかもあったりして――。霊夢や魔理沙視点だとしばしば見過ごしがちですが、「アイツら何やってんだ、何があったんだ、結局どうなったんだ?」というのが一般的な人間の里の者の異変に対する感想。異変の具体的情報は、人間の里では流布していないんですよねえ。まあそれが知られて万が一騒ぎにでもなったら、当事者的にも
妖怪の立場的にも困ることが多いのでしょうがないのでしょうが。
自分勝手が服を着て歩いているような幻想郷の面々、故に事件を起こすに不足な筈もなく次々と
妖怪絡みの騒動は起こりまくりです。UMAをペットにしているわ、金儲けしようとして邪龍を復活させるわ、新たな
妖怪が誕生しそうになっちゃうわ――。まあ中には、未遂で済んだ事件もなくはないのですが……。
東方心綺楼や東方輝針城のキャラも今巻では登場、でも特に彼女らがどういう
妖怪なのかなどの説明はなし。初見さんには優しくないですが、全部の作品合わせて東方Projectの世界なのでこれをいい契機としてゲームをやってみるのもいいでしょう。妖魔本などが勝手に動き出しても意にも介さない様子でくすくす笑っていた小鈴が妙にツボだった2巻、3巻も今から待ち遠しいです!
パンデミックや禁断の島をデザインしたリーコックさんの作品。
パンデミックは名作だし、禁断の島も面白かったので、
とても楽しみにして購入したのだけど・・・ちょっと残念に感じた。
まず、砂を掘ることで宝の在り処のヒントが出るという仕掛け。
その点は確かに禁断の島に比べて「冒険をしている」感はある。
けれど実際には、特定のアイテムが無い限り、やることは一つ。
ひたすら1個ずつマップを掘り起こすこと。
そうなると、宝の位置を推理する要素が無いので、
宝がポップする場所は、ほとんど「運」!
加えて、砂嵐がマップを荒らしていく仕掛けで翻弄される。
縦横無人に動く砂嵐は砂漠のイメージに近いし、面白いと思う。
けれど実際には、
気象予報士で無い限り、砂嵐の行動を予測できない。
結果として、砂嵐の動きを推理する要素がないので、
砂嵐の被害の場所は、ほとんど「運」!
唯一協力ゲームっぽいやり取りができるのが、日照りの要素。
水がなくなればゲームオーバーになってしまうので、
誰が如何に水を運ぶかがクリアするためのカギになる。
ただ、これも役が決まってしまうと、
そのプレイヤーは、ほとんどそれ用の行動しかとれなくなる。
広い視野で見ると、難易度が高めに設定された
バランスの良いゲームのようにも見えるけど・・・。
結果的には「運」の要素に強く翻弄される双六ゲームっぽくて
あまり面白いように感じなかった。
まだ、前作の「禁断の島」にある宝カードのトレードのシステムの方が、
「どうやれば合理的にアイテムをゲットできるか」を考えなければいけない分、
冒険や宝探しをしているという感覚になれる。
無駄な道具が無いので、準備も簡単で面白く遊べる。
個人的な結論で言うなら、どうせ遊ぶなら、
前作の禁断の島で遊んだ方が断然良いと感じるが、
まだ5人でワイワイとプレイしていないので、
やりこんでみると感覚はかわるかもしれない。
追記
1)私が購入した価格は4600円
2)砂漠タイルの裏側の塗りが荒く1枚1枚が判別が付く。
ゲームをプレイしていると、後からから十字型の砂が上に重ねるため、余程記憶力がよくないと分からなくなる。
そういった面白みも含めて、わざとに塗りを荒くしているのだろうか。
実の母に捨てらた後、里子の元を転々として育った彼女にとって、父親違いといえ血を分けた妹は大切な家族、ところが二人が親しくしていると知った実母は・・・。あまりの悲しみに気を失い・・・。