戦国時代の九州。世に知られている戦乱の時代を全く別の場所、別の視点で描かれています。有名な戦国武将等は出てこないので、そういうのを期待している方にはあまりオススメできません。自分は長田悠幸さんが描かれているということで購入しました。とても面白くて良い買い物をしたと思っています。

全三巻の、最終巻です。
一巻を読んだときはこのテーマでどうオチをつけるのかと気にして、
二巻で全三巻と知ったときはあと一冊でまとまるのかと心配しましたが、
その必要は全くありませんでした。

驚くほど、隙がなく綺麗にまとまっています。
しかも理想のハッピーエンドです！素晴らしい！
巻を重ねるごとに面白さを増していきますね。
三巻読後の爽快感は、良いものを読んだ、という気にさせられます。
改めて一巻から三巻まで一気に読むべきだなあと思いました。

個人的には、湖池ちゃんの覚醒がとても良かったです！
人前に出るのを嫌がっていたとは思えない、師匠としての背中が最高に格好良い！

あとは表紙にもなっている森永には、欲を言えばもう少し活躍してほしかったです。
ライバルではあるが、敵というわけではない微妙な位置にいたので、
あまり主人公と絡めなかったのが残念でした。

やおきんを主人公とした物語はこれですべてであると納得の作りですが、
やっぱり三巻分ではちょっと物足りない、もっと読みたい感もします。
スピンオフ作品とか、出たらいいのにな。

　僕はお笑いには興味があまりないのですが、
長田先生の作品ということで購入してみました。

　読んでみると・・・・・・。

すごく面白い！！！！

最初にシリアスなシーンがあり、その後は大喜利ネタが続くのですが、
興味がない僕でも本当に最後まで飽きずに読めました。
話の展開が読みやすいのは少し残念ですが、それを簡単に補えるほど
良作だと思いました。

　また、相変わらず長田先生の画、キャラもいいですね。
長田先生の書くキャラは喜怒哀楽の表情がはっきりしていて豊かで
ストーリーに引き込んでくれます。大切な人の為に奔走する主人公も
すごく好感がもてました。

お笑い系にあまり興味がないという方も是非読んでみてください！！
　　　　　お薦めです。