モーニング娘。を象徴するメンバーの入れ替わりが激しかったころのPVが満載です。昔は”聴かせる歌”が多かった娘。ですが、『LOVEマシーン』から”ノリと勢い”のある曲調に変わってきたのが分かります。
このPV集の中では、やっぱり今でも歌い継がれている『モーニング・コーヒー』が一番いいですね。
オリジナルメンバーはいなくなってしまいましたが、いつまでも歌い続けて欲しい一曲です。
テレビで紹介されているのを見て、この『本日の浮遊』のことを知りました。
とても不思議で魅力的な写真集です。
エスパー魔美のように地面から数センチの宙を浮遊しているかのように見える女の子(著者本人)。
駅のホームやレストラン、公園など、日本の日常風景の中に突如重力から解放された浮遊ポートレート写真。
合成?グラフィック?どうやって撮ったの??疑問はふつふつとわき起こりますが、本書によると撮り方はとてもシンプル。
「跳ぶ→撮る→写真の中で浮遊して見える」という、ただこれだけのことだというのがさらに驚きです。
1回の撮影で100回以上は跳ぶのだとか。まさに、目からウロコ。
特に表紙にもなっている写真が秀逸で、通勤途中のサラリーマンの中で平然と浮いている女の子との対比が日常の中の非日常感が際立つ、
心が軽くなるような1枚です。
作品そのものの魅力だけでなく、瞬間を切り取るという写真の面白さまで伝わってくる。
彼女の浮遊写真を見ていると、自分も浮遊写真に挑戦したくなります。
著者がトークイベントでこのように話しているのも聞いたことがあります。
「人間は生まれてからしぬまで、あたかも重力に束縛されているようにも思えます。
私の写真を見た人が、少しでも癒されたり、心が軽くなったりすれば嬉しい」と。
確かに、この浮遊写真を眺めていると、
日常の中で我々がとらわれている既成概念からフッと解き放たれ、
感性がとても自由になる気持ちになります。
フンワリと無表情で浮遊するポートレート写真集は、見ているだけで楽しく元気になるので、
写真が趣味の親にもプレゼントしてみようかと考え中。
私も初めて『本日の浮遊』を見た時はそうでしたが、きっとびっくりするだろうな。