収録曲
01ピョン吉・ロックンロール (とんねるず)
02♂・♀・Kiss (松本明子)
03たこでーす。 (たこ八郎)
04星空のグラス (大仁田厚)
05ガラスの微笑み (定岡正二)
06十和田丸 (中畑清)
07愛あるかぎり (西本聖)
08あなたまかせの夜 (江本孟紀・センセーション)
09うぬぼれて誘惑 (ヒロコ・グレース)
10心が… (岸本加世子)
11糸電話 (古谷一行)
12エデンの東'85 (佐藤浩一)
13見上げるだけの人間のようで (古尾谷雅人)
14忘れられなくて (役所広司)
15曠野 (
千葉真一)
16おばあチャンバ (松金よね子)
17タクシー行進曲 (牧伸二・セリフ
森光子)
18世界最強の愛のテーマ! (アゴ&キンゾー)
19トゥモロー (猪木寛子/アントニオ猪木&倍賞美津子の娘)
20チャンス!心ときめいて (兵藤ゆき・高田純次)
1991年VAP、VPCB−83402
本作品は、八つ墓村(77年)の大ヒットにあやかり、
昭和13年5月21日、岡山で発生した、「津山事件」そのものを映画化し、更に、お色気場面を大増量すれば、
「濡れ手に粟」じゃね?と判断した松竹富士が、83年に制作した映画である。
村1番の神童と謳われた
犬丸継男(古尾谷雅人)が、「夜這い」の風習を如何なく堪能する場面が、前半の山場となる。
継男が兵役検査で、結核持ちであることが判明し、お国のために働く、兵隊さんになれないと知るや、
周囲の見る目がガラリと変わり、夜這いはおろか、人付き合いもままならぬ有様。
継男の鬱屈した心情は、銃や刀剣を集める行為に走らせ、何度摘発されても、また、銃や刀剣を集め始める。
「継男はヤバい」、「継男は何かやらかす」と、
噂される中、遂に噂を実現すべく、銃と日本刀で完全武装した継男の、「たったひとりの戦争」が始まるのであった…。
前半は、エロ描写満載、後半はゴア描写満載、という、筆者のために生まれたような、素晴らしい作品である。
血のりを惜しみなくバンバン使用したため、成人指定された程だ。
筆者的には、
「邦画版「ランボー」(82年)だ!」と、
叫びたくなるとともに、「エロとゴアは双子のきょうだい」説を証明した、大傑作映画でもある。
井筒和幸監督作品。古尾谷雅人主演の青春自立ものである。この映画はこれまで知らなかった。たったいま見て感心しきりである。主人公の青年は自立を手の中に握りしめたところであっけなく肺炎で逝去してしまうところが、リアルっぽくていい。この映画に出ている何人かがすでに物故者になっているが、それより「北の国から'87年初恋」ではじめて見た
横山めぐみが、主人公の妹役で出ていて、その成長ぶりに驚いたしだい。また、この時代には柄本明も
竹中直人もまだ中堅になりかけといった塩梅にみえる。鳥越マリが出ているのもこの映画の製作された時代を感じさせるし、主人公の兄役の
長塚京三がじつに若い。その妻役が芦川よしみさんだ。また寺田農さんも中年のベテランに成りたてといった風情で出ている。馬淵晴子さん、常田富士男さん、三木のり平さんらベテランの芸達者な人たちの顔の間になぎら健壱さんの顔も見えている。なぎらさんは「ああ、花の応援団」に薬痴寺先輩の役で出ていたのが印象的だったが、ここでは申し訳ないが、なんだか余計なような感じである。それはともかく、まじめで静かに、じめっとした青春自立ドラマで、なかなかいい見ものだと感じた。
ついにきましたね。待ちに待ったリリースです。こんなにかっこいい作品はないです。タクシードライバーの10倍カタルシスが得られます。こんな時代に、よく発売を決定してくれました。願わくば発売日までに何も世間で起こらないことを願うのみです。テレビに出てる似非良識派の目に触れませんように無事発売してください。2月下旬なんて待ちきれないです。発売された暁には即効で手に入れたほうが良いかもです。