全9巻の感想です。
『クローズ』の約1年前、鈴蘭高校3年に転校してきた滝谷源治のエピソード。
『クローズ』主役の坊屋春道の2コ上という形になるが、坊屋春道は2年からの転校生なので、顔を合わせる事はない。
あまりの絵のヘタさに、各方面でコテンパンのこの作品。
一体どういった経緯で、こないだまでサラリーマンしてた人が作画になったのか?
不思議で仕方ないが、まあどうでもいいや。
映画『クローズZERO』がかなり面白かったんで、この漫画には逆に期待してなかったけど、
確かに絵はクソ下手だけど、さすが脚本がしっかりしてるだけあって、内容は普通に面白かった。
絵はマジでヘタだけど。
やっぱつまらない漫画って、脚本力のなさが原因だな…って感じた。
行き当たりばったりで、「次回どうなるんだッ!?」って目先の興味だけで読者を引っ張っていく、昼ドラみたいな漫画は、終わってみると結局つまらない。
世の漫画家さんたちは、ちゃんとシナリオ考えて漫画描いて欲しいね。
けど高橋ヒロシ作品を愛しすぎる人たちは絶対読まないように。
マジで絵がヘタなんで!
あと蛇足だけど、『クローズ』でスネイク・ヘッズの幹部が、携
帯電話で連絡を取り合ってる事に対して、
「携
帯電話?そんな高級なもん持ち歩いてんのか!」
ってセリフがあったけど、
『クローズ ZERO』では普通に皆ケータイ持ってて、写メ取ったり、赤外線でア
ドレス交換してたりしてる。
時代考証間違ってるって事よりも、なにか時代の推移を感じて面白かった。