名作と謳われる「グランディア」の1作目は未プレイです。
ストーリーは、特に奇を衒ったものではなく、
他のRPGとは一線を画す「グランディア2」ならではと言う特別な要素はありませんが、
丁寧に作られているので先が気になり、早く進めたくなる感じです。
ベタ、と言うと聞こえが悪いかも知れませんが、
王道的な、主人公達が世界の破滅を防ぐ、と言う大筋です。
ただ、「1」は未プレイなので世間の評判でしか語れませんが、
「1」が「天空の城ラピュタ」のような雰囲気だと言われていますが、
「2」のストーリーは結構ハードで少し大人びた感じです。
ラピュタ的なものが子供も楽しめるCERO:A指定だとすると、
暴力描写とかは別にしてもストーリーの内容でCERO:BかC、
大体中学生以上に向いているのではないかと思います。
バトルシステムも面白いのですが、
はっきり言って、この作品の難易度は非常に低いです。
私はファミコン版の「ドラクエ4」辺りの時期から色々なRPGをプレイしてきましたが、
今までで一番簡単なRPGかもしれません。
ラスボスも非常に弱く、緊張感が全く無いのはマイナス点ですね。
最初からクリアまで一度も全滅しなかったRPGは初めてかもしれません…。
FFで言う「フェニックスの尾」的なアイテムも使う事は少なかったです。
ただ、ダンジョンなどで敵を倒しながら進むと、
誇張では無く、所謂レベル上げという作業を全くすることがありませんでした。
ダンジョンでもほとんど迷うことはありません。
これは、サクサク進めたい人にはとても有り難いと思います。
また、セーブポイントも頻繁にあり、HP・MPなどや状態が全回復します。
宿屋もタダで全回復です。
グラフィックは良いと思います。
ドリームキャスト特有の、ポリゴン数やテクスチャ数が少なめだけれど、
ジャギーなどが少ない綺麗な映像です。
ただ、プリレン
ダリングムービーはちょっと汚いかも、と思いました。
サターンのムービーを見ているような感じでした。
ボイスもキャラクターに合っていて良いとは思うのですが、
この作品は所謂パートボイスで、その「パート」が少なすぎます。
普通パートボイスのRPGではイベントシーンでは大体声が付きますが、
この作品はイベントシーンでもボイス無しの場合が多く、声が入ってるシーンは本当に少なかったです。
フルボイスとは言いませんが、一般的なパートボイスのRPG並みに声優さんの演技を聞きたかったです。
全体的には☆4つを付けたい所なのですが、
戦闘中に、技や魔法が敵・味方から使われる度、長い演出のカットインが入り、
著しくテンポを悪くしているのがかなりストレスであり、これは☆を1つマイナスするほどの悪い点です。
この事が無ければ、☆4つくらいの良作だと思います。
参考までに、クリア時間は約31時間、レベルは53と言う感じです。