3rdになりドラムが変わりました。 willardから穴井が抜けた時悲しんだ(珍しい)私ですので、このバンド結成の報を聞いた時どれほど喜んだか…。 で、今作。 2ndの方向性と変わりません。 2nd好きなら違和感なく聞けるでしょう。 但し、新しい何かは有りません。 何より、際立ったドラムは有りません。 それに伴うベースも見せ場がないように聞こえます。 例えると、カラオケとかソロアルバムのバックのような歌を際立たせるサウンドに私は聞こえました。 皆さんはいかがでしょうか? 私は次作は買わない気がします。
変わりに(復活後ほとんど聞いていない)ラフィンでも聞いてみようかと思った次第で。
MOSQUITO SPIRALの5th ALBUM。
決意表明ともとれるスピード感満点のFIGHT FOR …から始まり、 痛烈な歌詞とともに、グイグイと迫ってくるTHREE SIXTY.。 今回のALBUM制作のキッカケになったであろう、DARKかつ先鋭的なAKARI。 唯一のエロイ(?)ROCK'nROLLナンバー、KISS。 穴井のリードBassともいえるベースラインが印象的なTAKE MY HAND, KASUGAの空間をデザインするようなギターも素晴らしい。 そしてnew anthem、RIGHT THING。 BAKIの、今の想いが語られるPRAY WITH FIRE。 そしてラスト、STAYでは、ある意味絶望的ともいえる現実が繰り返し唄われる。 でもその眼差しはとてもやさしく、 だからこそ、FIGHT FOR …なのだと。
今回のBAKIの歌詞からは、今、この僕達が暮らしている、現実の世界を直視する厳しさが語られるが、 そこから浮かび上がるのは、”だからさ、希望を持って闘っていこう”という決意表明なのだ。 そして、鋭いながらも、エモーショナルかつ、全体を見据えるKASUGAのギター、 重く、楽曲をグイグイ引っぱりつつ、ソウルフルに響くANAIのベース。 本領発揮、キースムーンをもかなたに蹴散らすドラム、KYO。
闘い、祈り、前に進もうという意志を持った戦士たちの、音楽を感じ取ってみてほしい。
中々どうして、2ndもかっこいい。 1stは、80年代の知られざるパンクバンドの復刻音源のようなワクワクが有りましたが、今作は王道ロックバンドが進化したらパンクバンドになっていた、かのような安定感があります。 それでいて、爽快感のある曲、開放感のある曲もパンクベースの曲なのに含まれています。
キャリアって裏切らないのだなぁ。
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