あまり期待もせず、原作も知りませんでした。たまたま
新宿で時間があったので、飛び込みで見ましたが、どっぷりはまりました。
ありえない時代劇を面白くできるのはアニメの力でしょうね。無理に実写にしてしまったら、CGでやったらつまらない映画をまた一本作るようになったでしょうね。
この頃は地方の映画館では、営業的に成功しない面白い作品は小屋掛けしなくなりましたし、やはり東京に行ってみる以外にないのかなと思いました。
この作品はできたら大きな
スクリーンで見たいですね。
見てよかった。構図や背景、キャラの空間における位置とか演技とか、テレビアニメの予算ではまず見れないすばらしいものがある。夜、夕日、江戸の食べ物、歌舞伎座、など場面場面ほんと見ててあきない。ただ残念なところもあった。日本の文芸作品を生産する最高峰の文芸春秋製作の初のアニメ作品なせいか、最近の萌えアニメと差別化をするためか、女性キャラがみな必要以上に不美人だったのは残念。吉原一の美女がリーゼンド頭の金髪不良学生に見えたのは痛かったし、主人公の足が太すぎるのが気になった。
魔女の宅急便と千と千尋に酷似した点も残念。古風なアーチ橋で美少年とであい、その美少年が化け物的動物で、塔のてっぺんまで追いかけていくとか、都会に来て初めての仕事を持つができなくなって落ち込んだところで、絵描きの少女にあって夜いっしょに話すとか。脚本が整理不足なのも問題。伏のさらし首の一つが子
犬でそれが凍鶴の息子でという点など重要なのに一度見ただけではわからない。フラッシュバックを効果的に入れるだけで簡単に視聴者に伝わるのに。徳川の殿様が一体何をしようとしているのかもわからないし、気が狂って見えるのもまずい。テーマが複数あり、どれが一番中心にあるのかわからないのも、小説ならいいが、映画としては問題。少女が女性になる、子供が大人になる、ロマンス、復讐、この世における食物連鎖など、どれも中途半端な感じが「なんかいまいち心に感動がこなかった」となり残念。ただそういう点をさしひいても、すばらしい。特に最後の2分ぐらいは花火といい、エンディングソングの入り方といい、神エンディングとなっているので必見。
・ふたりで作詞・作曲しただけあって
歌詞もメロディーも可愛いくて、しかも力溢れる曲です。
・二人の声が、まったく違和感なく自然にとけあっています。
英語歌詞のラップ調の部分での掛け合いも、バッチリ。
・アレンジはCHARAのアレンジャーだった浅田祐介が担当。
◆他の いろいろな企画作品に比べて、これほど2人の力がマッチ
していて心地よい作品は少ないのではないでしょうか。
標準語×関西弁、相撲部、一目惚れ。
そんな概要を読んだときは、さっと買って読もうと思えなかったのですが、読んでみると「微妙〜にツンデレっぽい、漢な関西弁相撲部クン」が可愛くて、可愛くて!!!
攻めと受け、どちらもギャップ萌えでした。
標準語忠
犬レトリバー君攻めに、関西弁ザ・漢君受け。
攻めの忠
犬ぶりも、あまりにナチュラルな忠
犬ぶりがほほえましい。
受けの漢ぶりも、男気あふれる中の不器用さが可愛い。
相撲稽古中のまわし姿と光る汗。
想像しただけで鼻血出そうなほど(笑)
攻めも忠
犬なのに、見た目がチャラい。
でも所作が丁寧で、根は真面目。
そのギャップが余計にほほえましさを誘います。
基本かみ合ってないし、世界観まったく違う2人が微妙にズレながらも歩み寄ってく姿がすっごく楽しかったです。