残念ながら原作のイメージは無く、千葉真一のアクション作品として見る方が、良い作品です。劇中ホテル籠城事件をロープ一本でビルの壁面をすべり降りて突入するあたりは、千葉真一の本骨頂!しかし残念な事に本来、新宿の京王プラザ・ホテルでリハーサルするも本番は許可が下りず、やむなく20階建のビルで撮影した曰く付き作品。岩城滉一がターザンと呼ぶあたりで、ドーベルマンとはかけ離れていくような・・・
陽のキャラクター松田氏とその相手麗羅そして三角関係の相手水鵬に対して、 主役の陰のキャラクター雪藤氏にはこれといったストーリーラインがなかったため 傭兵ジュディがパートナーとして登場しました。
松田スピンオフの第2巻。 昨年の3月11日の東日本大震災に関しての時事ネタが多いです。 自身によって曲がった東京タワー、被災地の支援活動、どこかでみたことが あるようなダメダメな政治家、原発問題・・・。 A○Bもネタの一つとして入ってましたね。 どれも面白いのですが、松田の暴れ具合というか破天荒具合が1巻に比べると 若干落ちているような気がしないでもないかな。
なお過去作品のキャラも雪藤以外にも登場し始めました。 懐かしさもあって、自分としては欠点は感じていません。
原作や必殺仕事人的なアクションを期待し過ぎて見ると少しもの足りない。
その辺は作ったスタッフの「若さ」を感じる。
(スポークがマネキンの首にズブリというような表現は無い。)
ただワイヤーアクションを使ったり、殺陣にはかなり力を入れており、単発DVDの
チープな感じは無い。
落合の雪藤にはかなり魅力があり、連続作品になった場合には期待が持てる。
「携帯彼女」がレンタルに置いてあったのに、これは無かったのでアマゾンで
購入した。当方は原作、必殺シリーズ、℃-uteのファンであるが、アイドルの
出演DVDとして観るより、アクション女優矢島舞美の作品として観ていただければ
と思う。いつもの「全力投球」が見れるのは言うまでもなく、筋肉の張りの美しさや
キックでの脚の上がり方、力強いアクションは落合のアクションとはまた別の
面白さがある。最近の戦隊ピンクは事務所のプッシュでアクションが全くできない
人がやるのでどうしようもないが、ゴーグルピンクを彷彿させる迫力がある。
この辺は愛理が敵わない部分でもある。
どうしても低予算の一作品には詰め込めない部分が沢山あり、もの足りなさは
残るものの、スタッフの意気は感じられ、この作品が成功し、次回作が出来たら
いいなあと思う。星は少ないが、原作や℃-uteを知らない人が見たらこのくらい
かなという客観性を含めてつけてみた。
でもなかなか面白かったな かわった作品でした♪♪ 次が楽しみ♪♪♪
|