久々にいい映画を見た。コメディー、ロマンス、人生への教訓がバランスよく配合されていて、おセンチになりすぎず、くさすぎもない。・・・完璧なバランスだ(ついでに上映時間も100分とお手ごろなのも好ましい)。
簡単に話を言えば、日々の生活にいろいろとご不満が大有りで、いけ好かない主人公は、どういうわけか「2月2日」の無限ループに入り込んでしまう、という話。なぜ彼が無限ループに入り込んだのか、その説明は一切なし。人生で出会う不条理な物事のように、ただ「そうなった」のだ。そしてこの筋を聞いて、多くの人が思い描くであろうストーリーがまさにそのまま直球で展開する。まさにドつぼ。ひねりも何もない。しかし、映画というものは設定の奇だけで見せるものではない。たとえどんなにありきたりなストーリー展開だろうと、せりふの一つ一つに機知が富んでいれば、そして役者の演技がすばらしければ、それだけで十分いい映画になりえるのだ(素晴らしき哉、人生!なんかはまさにその典型だろう)。この映画の楽しみ方もそこにある。
・・・非常に珍しい、万人向けの映画である。
素晴らしいハーモニーを聴かせる Crosby, Stills & Nash に Neil Young が加わってさらにバラエティに富んだ一作。3曲目 カット・マイ・ヘアのギター・ソロが玉に傷だが、それを除けばすべてが素晴らしい。
何気なく観たら、物凄く面白くて、完全に邦題はミスだと思う。原題のままじゃ駄目だったのは、判るけど…でもこの「恋はデジャ・ブ」っていくらなんでも。粋な内容とのギャップが激しく損です。 ビル・マーレイの存在感が最高に素敵です。少しづつ変化していく彼を応援しながら、繰り返す毎日がどうなっていくのかを楽しめます。お洒落で面白い映画。大作じゃないこういう良い映画に出会えるととても嬉しいです。
すべての曲がいいですよ
「こんなコメディがあるのか!?」と思った。
凄く凝った高度なコメディ(しかしチットモ堅苦しくない)。
最初星3個かなと思ったけど
段々盛り上がっていって星4個。
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