ドラマCDや雑誌で、A5版の薄いイラスト集が付いていたことはありました。ですがそれはその作品のイラスト集。これは本当に山本ヤマトさんイラスト作品集と納得できるものです。
このイラスト集についてジャンプSQの誌面やHPにおいて『紅 kure-nai』『電波的な彼女』のイラストが目立つので、集英社だからそればかりなんだろうなと思っていました。実際多いです。Chapterが3つあり、Chapter1:Fate Gemはこの二作品のイラストが集められています。なので3分の1を占めているともいえます。
しかしChapter2と3のこの内容がすごい…… Chapter2:Gate Gemにはフルカラー・マンガ『幽霊ウサギとアリスのダンス』の他に、robotでの連載作品『Rail-Introduction』の一部、ウルトラジャンプに載ったピンナップイラスト。 Chapter3:Gems in the Skyには『9S』『本の姫は謳う』『アルティメット・ファクター』『ウェイズ事件簿』といった作品のカバーや口絵のイラストの他、書店で見かけるGA文庫の募集ポスターのイラストも。
イラスト初出一覧を見れば出版社や作品の種類の多さに驚きます。作品別に見ていくと一作品あたりのイラスト数が少ないのもありますが。 山本ヤマトさんの華やかなイラスト一点ずつでも眼福ですが、構成がすごく練られていてよりその魅力が増しています。以前から好きだった人も、最近知って気になっているという人も絶対満足する内容。
ちなみに描き下ろしイラストはA3サイズのポスター表のイラスト1枚だけです。そのイラストの一部を拡大し箔押しなどの加工が施されたのがカバーのイラストになります。(ポスター裏は『紅 kure-nai』) またカラーイラスト集なのでモノクロイラストや作品の挿絵は一切ありません。山本ヤマトさんのコメントも無いようです。
五省は自分の部屋に飾っています。旧帝国海軍では、五省を毎日読んでいたそうです。
特に、軍事的・政治的意味合いなどはなく、自分の精神を高め自らを戒める とても良い
ものだと思います。 子供部屋などに置いて1日の始まりや終わりに音読させると良いでしょう。
この7巻の初回特典には、全巻収納出来るハードケースが付属してきます。 がしかし毎回思うのだけど、購入者の人達はこの箱に付いてくる厚紙の台紙をどうしているのだろう? 当然各巻を収納するとして、そうすると余ってくるコノ厚紙。ファンなので、当然捨てる訳にはいかないし。自分は本棚の奥に畳んで輪ゴムで封印して、いつの間にか毎回紛失していますけど(笑)。 だれか良い保存方法を教えてください。
今回の特撮ファンへのスペシャルゲストは、美人でカワイイ長澤奈央です。ハイレグタイツと太股が、とっても眩しい。これだけで自分は☆5(笑)。 妄想日記は竜くん、どうやらギャグ担当が決定した模様(笑)。 スペシャルトークは、今回は濃すぎる内容のおかげか、4人が内輪で盛り上がりすぎでイマイチ難しかったけど…。とりあえず購入して大変満足の☆5。
「準惑星」「カイパーベルト」「デブリ」「ホーキング輻射」「カロン(冥王星の衛星)」などなど、天文ファンが泣いて喜ぶ専門用語を連発する真田さん&女子新キャラに萌えました。旧作はSF考証があってないようなものだったので、今回はそのあたりもきちんと煮詰めようとしたことがよくわかります。それと、波動砲はやっぱり波導ガン(イデオンガン)でしたね〜。自分みたいな古参アニヲタは歓喜したことでしょう。 浮遊大陸に波動砲を打ち込まれたあとの木星の惨状が、小天体が衝突したときの木星の様子そのもので、すごく怖かったです。あれで波動砲の危険性に気付く演出は、旧作よりも遥かに説得力があったと思います。あとオーロラの描写がすばらしく綺麗です。土星のオーロラに気付いた人いるかな。あれで泣けてしまった。しかしこれが冥王星での重要な伏線になったときは、心底震え上がりました。だって冥王星ではいくら大気を持たせようと、あんなにはっきりしたオーロラなんか見えるわけないのよ。 ヤマト2199第二章はこんな感じで、天文学に詳しい人は、より一層楽しめると思います。と同時に、天文に疎い人は真田さんや部下が何を言っているのかわからないと思うので、トップをねらえ!みたいな科学講座(番外解説)があるといいのではないかと思いました。 あと、ヤマトの旧作はもちろん、「ヤマトへのオマージュを持つ他作品」へのオマージュをも盛り込んでしまうスタッフのサービス精神には感服です。「完結篇」のあの場面+あの音をそこで使うか!みたいな(笑)。「トップをねらえ!」のオマージュもありましたね。シュルツさんの娘さんのビデオレターは、「トップ」そのものだったけど泣かせます。それとデスラーの例のグラスも健在でなによりです。デスラー役の山寺さんは全然違和感ないので、心配している方もご安心ください。今回はガミラス側の描写がしっかりとしていて、シュルツさんの立場もよくわかりました。ガミラス的には「地球なんか二等市民に任せておけばいい」くらいに軽視していることがよくわかりました。
ヤマト第一作の旧作は結果として「ヤマトがガミラスを滅ぼして、地球人が生き残る話」になっていて、自分としてはそこが不満でした。なぜなら、ガミラス人にされていたことを、「目には目を」方式でやりかえして強引に勝利をもぎ取ったからです。雪が「もう私には神様が見えない」と泣いても、古代が「おれたちは愛し合うべきだったんだ!」と言っても、滅んでしまったものは二度と取り戻せません。しかし、生き残るためには戦わざるを得ないのも事実です。この苦悩を2199第二章でしっかりと描いていたことに感動しました。派手な戦闘シーンも盛り上がりましたが、自分としてはこの部分が最も心に残りました。
それから、2199の1〜2話をテレビ画面で見たときは「ちゃちな絵だなあ」と思いましたが、映画館で見ると本当に迫力満点で、とても興奮しました。このブルーレイも、ぜひとも大画面で鑑賞することをおすすめします。私自身は今回のリメイクを懐疑的に思っていましたが、第二章をみて全く問題がないどころか、旧作よりも面白いと思えました。リメイクに否定的な方も、一度見てほしいと思います。やっぱり、名作です。
|