生沢さんて、ホントいい声してますね。これはデビュー作のようですが、既に風格を感じさせてくれます。ちなみにアンセムの柴田さんが1曲提供しているようです。
始めて春畑を聞いた人は別として、このアルバムで聞く価値のある曲は、Next Season一曲だけです。
しかし、この一曲の為にアルバムを買っても悔いはありません。
選曲的には、春畑の魅力を感じる良いアルバムだと思います。
全てのアルバムを持っている人もNext Seasonだけで満足できるでしょう。
48年間ありとあら言うジャンルの曲を聞いてきましたが、春畑以上の曲はありません。
早く次のアルバムが出来ることを祈ってやみません。
TUBE野外ライブの中でも一番演出に凝っていて、その年に出たアルバム自体が今までにあったイメージを変えて、激しかったのもあるんですが、何よりメンバー全員がパワフルで熱いです。
多分、若さもあるんでしょうが今、40代後半を迎えたメンバーが野外ライブでGet Wild Loveなんかやってしまったら死んでしまいますよ?
それくらい、ハードでTUBEの一番熱いliveです。
1.DRIVIN'−4:52 作曲/編曲 春畑道哉 2.GOOD BYE MY SWEET HEART−4:13 作曲/編曲 織田哲郎 3.TIME−3:48 作曲/編曲 春畑道哉 4.THE SEASON IN THE SUN−4:38 作詞/亜蘭知子 作曲/織田哲郎 編曲/春畑道哉 5.NIGHT JEWELS−4:38 作曲/編曲 織田哲郎 6.WALK ON−4:18 作曲/編曲 中島正雄 DRIVIN' 春畑道哉 (1986)
ご存知、 TUBE のギタリスト 春畑道哉の初ソロ・アルバム。 当時、 ヴォーカルの前田さんの初ソロと同時にリリースされた作品。 前田さんのソロが自分のルーツ的 洋楽カヴァーのミニ・アルバムに対して 春畑さんはオリジナル楽曲のギター・サウンドのミニ・アルバムを発表。 当時はレコードで購入しました。 勿論 前田さんのソロも一緒に。 CD も 2枚とも揃えています。 初のソロだという事でサウンドに みなぎる勢いと情熱がハンパではないです。 特に 【1】 のタイトル曲のハジけっぷりが最高ですね。 曲調はメロディアスで 1発で気に入りました。 ドライヴ感炸裂のギターが鳴りまくりのカッコいいオープニング。 当時 カセットにダビングして夏の別大国道をカッ飛ばした想い出があります。 【2】 は AOR 感満載のオシャレな曲。 織田さんのメロディ・メーカーぶりが発揮された爽やかなナンバー。 サビの女性コーラスが印象的です。 なんか角松敏生さんが演奏しても違和感ないほどのセンス良い楽曲ですね。 【3】 土岐英史さんのサックスをフィーチャーしたミディアム・ナンバー。 アコースティック・ギターが主役の 落ち着いた雰囲気でリラックスさせる癒しの曲。 和泉宏隆さんのピアノも魅力ある演出で耳を惹きつける。 【4】 セルフ・カヴァーというべきか・・・ 説明不要の大ヒット・ナンバーで TUBE の名刺代わり的出世作 「シーズン・イン・ザ・サン」 のギター・インスト・トラック。 このヴァージョンも良いですねぇ。 夏のイメージをそのままに ギラギラ感アップのギターがイキイキと響き渡る、 やはり名曲。 サビはエレキ・ギター 他のメロディーはアコースティック・ギターと使い分けての構成がいいですね。 後半のコーラスで前田さんのヴォーカルが聴けます。 【5】 バラード・タイプの曲。 泣きのギターが切ないメロディを盛り上げます。 コーラスで EVE が参加。 ラストの 【6】 は軽快なサウンドが心地よい陽気なナンバー。 ここでも土岐さんのサックスが活躍しています。 作曲者の中島さんがサイド・ギターで参加。 彼らが BAR で楽しそうに演奏する姿が浮かぶ・・・ そんなイメージを受けるハッピーな この曲でアルバムはオシマイ。 春さん、 何枚もソロ作品をリリースしてますが 私が聴いたのはこの作品だけ。 だんだん TUBE も聴かなくなってしまい そうなると前田さんにも春さんにも興味薄になり 最近のは全く聴いてません (前田さんのヴォーカルは好きなのでソロは何枚か持っています) しかし、 このアルバムは大好きで 今でも聴いています。 良い曲ばかりだし 想い出深いし 何よりこの勢いと輝きは ここだけのモノです。 全体的に夏向けではありますが ギタリスト・春畑道哉の軌跡の出発点として記念すべき 1枚だと思います。 メロディアス・ギター・インスト (フュージョン系) を好む方にもお薦めの洒落たアルバムです。 【1】 は本当に元気が出ますよ!
ZARDは、ひょっとしたら世界で一番独創的なグループでは無いのかも知れない。しかし、実際にこのような旧き良き時代の音楽を継承するグループが国内に他にいるのだろうか? 坂井泉水は、ひょっとしたら国内で最も「上手い」ヴォーカリストでは無いのかも知れない。しかし、彼女のクリスタルトーンと「健気さ」そして驚異的なハイオクターブに惹かれるファンも多いのではなかろうか? 本作はZARDが原点回帰して、今の世に改めて放つ起死回生の会心の作品である。前作が不振も止む無しの作品であったのに対し、本作にはZARD本来の魅力が満載されている。本作では旧き良き時代の音楽を継承する最強最後の砦にふさわしい素晴らしい仕事をしていると思う。アルバム全体のレベルが高いからこそ、所々に散りばめられた音楽的実験も生きてくる。 9に戸惑うファンもいるかも知れないが、洋楽のブルースロックを知るファンには訴えるものもあるのでは無かろうか。
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