今はどこまで段取り芝居で、どこまでアドリブ=過激でいじめ的 描写なのかわからないお笑いが定番になってしまいましたが、 (ひょうきん族も本来は段取り芝居だったのが、ある時期から 芸人同士のいじめ描写が鼻についてきた。片岡鶴太郎が熱いおでんを 食べさせられる姿を母親が見て涙を流したという話も気の毒だ) ドリフの場合は、1時間を生放送でこなし、1つ1つが何度も 稽古を経ておこなわれる段取り芝居で、過激描写も実はちゃんと 安全対策もしているうえで、みんなの「演技」からくる面白さが 大切に、下品やいじめにならず描かれている。 そういえば一度、真っ暗の停電になったしまった事があったけど それでも1時間無事に番組をこなしていた出演者、スタッフの プロ意識はさすがだと今更に実感する。
良くも悪くも色々と物議を醸し出した番組でした。 毎週土曜日夜8時から1時間。毎週ですよ。 ステージ上に大掛かりなセットを組み、生放送で あれこれコントを繰り広げる。 これはとんでもない事だと思います。 アイデアの数、生放送というミスの許されない シチュエーション。大変な労力です。その反面、 コントの内容でどうしてもやりすぎる状況、 食べ物を粗末に扱う、ギャグが低俗すぎる、等 批判も沢山浴びてました。 メンバーでも特にいかりや長介さんの体力低下、 ドラマ界進出、それぞれの独立番組出演等で 打ち切りになった時は、仕方のない事とはいえ、 寂しかったです。録画放送という手法をとことん 取らなかったのは、ポリシーを感じます。 多くのアイドルもこの番組から生まれており、 (特にキャンディーズ)この番組を見ないと 1週間が終わらない、名物番組でした。 古き良き時代の王様的番組だと思います。
|