君のナイフも8巻目に突入です。 全体を見るといよいよ物語も佳境に入ってきたなと 感じます。内容はネタバレになるのであまり書けませんが、 志貴達と刑事との距離が徐々に近づいてきて、最後には これからの物語の行方を大きく左右するシーンが・・・・。 志貴、久住、槇原、いつき、それぞれの終着点は・・・。 続きがすごく気になる漫画です。
この本は、現代社会の問題を描写するような内容です。 最近は、ニュースでもこの『ライン』のような感じの事件が増えてきてます 今皆さんが利用しているこのインターネットを利用した事件・事故が… それを題材にしたこのマンガは、あまり無いと思います。 他のマンガと比べて評価も出来ません。 面白いですがちょっと考えさせられる本です。
1巻目がプロローグ、2巻目で登場人物の配置が終わり、
3巻で心理描写がピークに達し、
理想の展開を迎えた「君のナイフ」が4巻目に。
昨年話題になった某巨人マンガの荒削りな作風と違って、
絵柄もキャラクターの心理描写も、そして襲撃シーンも
緻密な小手川ワールドが、更に本領を発揮しつつあります。
素晴らしいのはここに至ってもう一度1巻から見直すと
ちょっとした生活感や効果音にまで、作品を支える役割が
与えられている事に気がつく事。
今までの作品にみられた、すこしギャグ漫画っぽい描写は
本作では非常に慎重に抑えられており、登場キャラクターの
頭の良さと相まって、上質なミステリー小説や海外ドラマ
の世界に浸っているような感覚に見舞われます。
派手さは少ないですが、切っ先が鋭くなった「君のナイフ」は
読み手の心に重い痛みを与えつつ物語が進んで行くようです。
続巻もこのペースとクオリティを期待しています。
第6巻です。
この巻では、新たな依頼は入って来るものの、「仕事」はありません。
そのために、第3巻のように「地味め」な感じです。
しかし、そのぶん本作に於いて「仕事」の対極の意味を持つ「贖罪」について多く語られています。
毎回思うのですが、小手川ゆあ先生は本当に心理描写が上手いです。巻末近くで「先生」に置いていかれた「いつき」の「捨てられた子猫」のような表情など特にストレートに来ます。
また、あとがきも必見です。「にゃいふ」がどうなったのかは、読んでみてのお楽しみということで。
面白いっす。
非常に重い。胸がつまるような。
罪と罰と嘘と優しさと。
そして伊藤さん、1時間って長いww仕事w
おまけ、真のヒロイン、というのも悪くないような…?
次巻楽しみにしてます
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