ちょっと出来すぎた家来と殿様ですが・・それでも読み応えありました。
開城の前に一斉に城を蛍の群生にするところ(ちょうちんで)泣けましたねえ
見ているだけでも楽しいオールカラーです。ただ、超初心者の私にはもう少しルビをふっていただけたらなぁ…。法名も書かれていて良いのですが、やっぱり読めたらもっとうれしいです。でもちょっと調べるにも便利な一冊です!
昭和・平成の文豪と言われる故水上勉には、昭和38年から39年、毎日新聞に掲載されて好評であった歴史小説がこの「湖笛」である。
読んだ。面白い。ううう〜んすごい。
この小説の主人公は織田信長・豊臣秀吉・徳川家康に使えた、京極高次の生涯を描いた素晴らしい出来栄えのものである。
最後には関が原の天下割れ目の戦がこの主人公・京極高次の篭城する大津を守り、西軍の応援部隊を足止めにして徳川の勝利を収めたと言って過言ではないと思われる。
とにかく最近では出色の出来栄えである。
こういう本を読むと最近の歴史小説はあまりにも差があるようだ。
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