手軽で気楽な恋愛に物足りなさを感じているあなた。器用にこなすことで何かを失うような気がしているあなた。思春期のころ感じた真摯な情熱をもう一度体感したいあなた。その手にするべきは、樋口一葉である。 遊女と僧侶、俗と聖、少女と少年。二律背反しながらも惹かれ合う対立項。幼さゆえのもどかしさ、いじらしさ、そしてやりきれなさを見事に描き出している。樋口一葉独特の軽快なリズムであるのに、何処か切ない、真摯な恋愛世界を堪能しよう。「恋とは、貴くあさましく無残なもの也」…情熱的に生き、儚く散った一葉の言葉である。
箱もきれいで、中身も再生してみたが、どれもまったく欠陥はありませんでした。いい買い物でした
主人公は自分の意思をきちんと持っていて、それを親に反対されながらも「愛の為」に貫いていく、しかも主人公が好きになった子もそれをちゃんと受け止め、戸惑いながらもそれを受け入れているところがよかったです。性別なんか関係ない!好きになっちゃったなら男だろうが女だろうがいいと思う。頑張れ!と応援したくなっちゃうような作品です。
「くノ一忍法帖シリーズ」の劇場公開版であるため、エキストラを含め出演者が多く、セットは凝っているし、特撮やアクションシーンも良く出来ている。しかし、男の忍者が活躍する場面が多く、肝心のくノ一が脇役に追いやられている。くノ一役の伊吹今日子、鈴木美穂、成瀬千里、加藤陵子、市川文子は裸の出し惜しみをしていないが、アクションシーンでの見せ場が無くなってしまったのが残念である。坂井香月と坂井江奈美の双子のくノ一も、全裸の上に直接鎖帷子と言う場面があるが、双子で裸も厭わない女優など珍しいと思うので、出演時間を増やしても良かったのでないかと思う。くノ一をもっと全面に出してこそ、このシリーズの存在価値が増すと言うものである。
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